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NVIDIAがx86CPU市場に参入か (インテルの時代は終わるのか?)
http://www.asyura2.com/09/it11/msg/129.html
投稿者 児童小説 日時 2009 年 3 月 24 日 11:14:54: nh40l4DMIETCQ
 

NIKKEI NET(日経ネット):米DJニュース −米ダウ・ジョーンズのニュース

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)グラフィックス・メディア・通信用半導体メーカーの米エヌビディア(Nasdaq:NVDA)は、半導体最大手の米インテル(Nasdaq:INTC)が開発した「x86」シリーズのマイクロプロセッサーの製造を始めることを検討していると明らかにした。これをエヌビディアのほかの半導体製品と組み合わせて1つのチップに集積させる、いわゆるシステム・オン・チップ(SoC)製品を製造するのが狙い。

 エヌビディアは、x86技術開発についてまだ結論を出していないと強調した。これは、x86製品の製造開始を決定したとしても、新製品が誕生するまでには少なくとも2-3年かかることを意味する。

 だが、同社幹部がアナリストとの会合でx86市場への参入を示唆したことは、同社が次第にインテルとの直接対決に向かっていることを示している。両社は長い間、それぞれ異なる分野で優位にある。

 インテルは、コンピューターの頭脳に相当するマイクロプロセッサーで最もよく知られる。また、マイクロプロセッサーとメモリーなどとの間でのデータのやり取りを管理するチップセットも手掛けている。エヌビディアは、画像処理用チップで最もよく知られるが、最近はチップセット市場にも進出した。

 エヌビディアは最近、チップセット市場である程度の成功を収め、米アップル(Nasdaq:AAPL)はコンピューターに搭載するチップセットをインテル製からエヌビディア製に乗り換えた。

 またインテルとエヌビディアは、デラウェア州の平衡法裁判所で、2004年の特許権ライセンス契約について争っている。争点は、この契約によって、インテルの最新のマイクロプロセッサー製品シリーズと互換性のあるチップセットを製造する権利がエヌビディアにあるかどうかという点。インテルは「ない」と主張し、エヌビディアは「ある」と主張している。

 エヌビディアがx86マイクロプロセッサーの製造を始めれば、同社は競合する企業の極めて少ない分野に足を踏み入れることになる。現在x86シリーズのチップ製品を製造しているのは、インテルのほか、米アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(NYSE:AMD)と台湾の威盛電子(VIAテクノロジーズ)(2388.TW)だけ。

 だがエヌビディアには競争の圧力がかかっている。インテルとAMDは、画像処理用チップとx86マイクロプロセッサーを組み合わせたSoC製品を製造する計画を明らかにしている。このような複数の機能を備えた製品は、搭載するスペースとコストを抑えることができるため携帯電話機の製造にとって重要な鍵を握っており、最終的には携帯用パソコンにも幅広く搭載されるようになるとみられている。

 エヌビディアはすでにモバイル機器向けのSoC製品「テグラ」を販売している。これは英ARMホールディングス(Nasdaq:ARMH)からライセンスを受けた、x86とは別のマイクロプロセッサー技術を使用している。

 エヌビディアの投資家向け情報担当上級副社長、マイク・ハラ氏は、同社が配布したスピーチ原稿によると、3日のアナリスト会合で「x86市場で同様の進路を取るのが当然のことになる日がいつか来る」と述べた。「2-3年後にはSoC製品を販売していなければならないというのは理にかなっていると、私は考えている」と語ったという。

 同氏の発言は電子機器の情報ブログサイト「エンガジェット」に掲載された。エヌビディアはこの発言に続き、声明で「当社はあらゆるテーマについて戦略の選択肢を継続して検討している」とした。またx86シリーズのSoC製品開発については「われわれは引き続き、この件やほかの可能性について検討する。ただ、この件については何の決断もしておらず、実施時期の予定も立てていない」と付け加えた。

http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCRH0248.html

4Gamer.net ― NVIDIA,x86市場へ? 2〜3年以内にグラフィックス機能統合のx86 SoCを投入する構想が明らかに

NVIDIAは,x86 CPU市場へ参入する方向性を示唆した。
 これは,北米時間2009年3月3日に開催されたWebcast(※電話会議と考えていい),「NVIDIA Corporation at Morgan Stanley Technology Conference」において,同社のIR&コミュニケーション担当上級副社長であるMichael W. Hara(マイケル・ハラ)氏が,質問に答える形で明らかにしたもの。x86 CPUの開発を決定したわけではないとしながらも,登場するとすれば2〜3年後として,x86ベースのSoC(System on a Chip)を投入する構想があると認めている。

 誤解を恐れず,極めてシンプルにまとめるなら,NVIDIAは「IntelやAMDのCPUと,エントリー市場で直接的に競合する,グラフィックス機能およびサウスブリッジ機能統合型CPU」を,投入する計画が存在すると明かしたことになる。

 Hara氏はWebcastで,「(ARMベースのSoCとなるNVIDIAの)Tegraは統合された一つのコンピュータであり,x86市場と同じ(CPUとGPUを統合した)アプローチを取るのは理に適っている」「SoC市場にはまだ空きスペースがあり,そこに参入しない理由はない」と発言。そして,AtomとIONプラットフォームでは,十分なソリューションといえないとしたうえで,「(x86ベースの)SoC製品を2〜3年後に提供することについて,我々は疑問を感じていない」と述べている。
 要するに,SoCの選択肢として「x86互換CPU」のプランがあり,x86市場を遠くに見据えつつも,まずはTegraでその足がかりを掴みたい,ということのようだ。

 記憶が確かなら,NVIDIAはx86アーキテクチャのCPUを製造するライセンスを持っていない。つまり,そもそも本当に市場へ参入できるのかも分からないため,この構想がどこまで実現するのか,今の時点で予測することは難しい状況だ。
 同時に,今回のx86 SoCが,IONプラットフォームの単なる置き換えしか狙っていないというのはちょっと考えにくい。当然,いまNetbookやNettopが置かれているラインより上の,数百ドルレベルの低価格ノートPCやデスクトップPCも視野に入っているからこそ,こういった発言が出てきたのではなかろうか。
 いずれにせよ,まだ構想が語られたに過ぎない。今後,どういった展開を見せるのか,注意深く見守っていく必要があるだろう。

http://www.4gamer.net/games/017/G001762/20090305002/

x86市場を見据えるNVIDIA、「問題はいつかだ」と上級副社長 | パソコン | マイコミジャーナル

Morgan Stanley Technology ConferenceにおいてNVIDIAシニアプレジデントのMichael Hara氏が、2〜3年後にはTegraのようなSoC(システム・オン・チップ)がx86市場でも必要になるという予測を示した。TegraはARM 11コアのCPUとGPU、メディアプロセッサなどを統合したコンピュータ・オン・チップだ。スマートフォン、モバイルインターネット機器 (MID)などの小型製品をターゲットとしている。同様のソリューションがx86でも必要になるというNVIDIAエグゼクティブの見解は、同社がx86 CPU市場に参入する可能性を示唆するものと言える。

Hara氏のセッションはQ&A形式で進められ、最後に「NVIDIAは汎用コンピューティングに参入する必要があるのか。参入するならばいつ頃、それは独立したコンポーネントか、それともGPU統合型なのか。このような我々の疑問に対する、NVIDIAの考えを聞かせてもらえますか?」という質問が投げかけられた。

これに対してHara氏はまず、スマートフォンやMIDなどの市場において超小型、超低消費電力で高効率なシステムが求められたため、Tegraのような"コンピュータ・オン・チップ"レベルに統合した製品の提供に踏み切ったと説明。そして「x86市場においても同様のアプローチを取るのは理に適っている」と続けた。

これは全ての製品カテゴリで必要になるソリューションではない。「例えばハイエンドPC市場は、今後も最高のパフォーマンスが得られるディスクリートが主流であり続けるだろう」とHara氏。そのように前置きした上で「低コストPC、MIDやネットブックなどの製品スペースでは、間違いなく高度に統合されたSoCが求められるようになる」と指摘、そして「問題は"いつか"なのだ」と明言した。

今後しばらくはTegra、IONとAtomの組み合わせで市場の要求に応えられる。だがサイズダウンとパフォーマンス向上が要求され続ければ、「2〜3年後にSoCの提供となるのが自然な流れ」というのがNVIDIAの見方だ。残念ながらコメントはここまでで、最後に「そのタイムラインに対する我々の考えは、これ以上語れないが、我々が念頭に置いているのは確かだ」と述べてQ&Aを切り上げた。

2〜3年後にはGPUを備えたx86ベースのコンピュータ・オン・チップが間違いなく必要になる。その市場に、どのように絡むかがNVIDIAの今後の課題だ。カギはIntelとの関係である。市場の要求を強くアピールしながら、その一方でハイエンドやメインストリーム市場におけるIntelとの継続的なパートナー関係をほのめかしたところに、今日のNVIDIAの微妙な立場が現れていた。NVIDIAのx86市場進出だけではなく、x86ベースのSoC市場がどのように形成されていくかを含めて、今後の展開に注目していく必要がありそうだ。

http://journal.mycom.co.jp/news/2009/03/06/067/

※コメント:

コンピュータ業界は、今後数年間は次のセッションへの変革期だ。今年後半のwindows7発売と同時に、Ubuntu9やKDE4、linuxの統一規格LSBなどが成熟期に入る。ワイマックス標準搭載パソコンは秋には出る。さらに緩やかに32bitCPUの時代も終わる。これまでのソフトは動かなくなる。代わりに64bitになる。(地上デジタル放送みたいなもんだ。) オバマ政権はマイクロソフトに厳しい判断をする可能性もある。クリントン政権時の分割問題も再開する可能性もある。
いい加減、「インテル」の時代も終わって欲しいものだ。  

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