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県知事選挙/政党に割って入る「民意」
新潟日報[5面 座標軸] 2016年10月19日
与野党対立の構図になった県知事選は、事実上の野党統一候補の米山隆一さんが初当選した。2005年の衆院選出馬から11年、5度目の選挙でつかんだ勝利だ。
自民党や日本維新の会、民進党などと政党をたどったことや、原発に関する発言の変遷に「一貫性がない」と批判も聞かれた。
しかし、53万県民から信を得た重みは大きい。今後は、県政の場でどんな結果を出すのかが問われることになる。
自民党推薦の森民夫さんが米山さんに追い上げられた選挙戦の終盤、反泉田裕彦知事派の自民党県議から「いま思えば、候補は泉田知事のままで良かった」との声が漏れた。
県政与党の座にいられるなら、担ぐ候補は誰でもよかったのだろう。
こんな考えでは原発再稼働を最大の争点にした野党の戦略に抗することができなかったのは当然だ。
野党の要、民進党県連の知事選対応もちぐはぐだった。自主投票を決めた一方、最終盤に党代表の蓮舫氏が米山さんの応援に駆け付け、野党共闘に後乗りした格好となった。
両党県連とも「負けない選挙」で自らの立ち位置を守ることにこだわって原発再稼働問題にふたをし、かえって傷を負ったのではないか。
逆にこの二大勢力に割って入る市民の集まりが知事選で存在感を示した。民意といえば簡単だが、時々のテーマで結集し、ネットを活用して積極的に選挙に関与する。従来の無党派層とも違う。
政党側の機能不全もあるが、与党対野党という単純な構図で選挙を読み解けない時代になった。
同日付の新潟日報 知事選関連記事(投稿者による紹介)
柏崎原発再稼動で米山次期知事「県民投票も選択肢」[1面]
抜粋:世耕弘成経済産業相や東電ホールディングスの首脳から会談を求める声が出ていることについて、米山氏は「東電とも国とも、立場の違いを前提とした上で、話し合いの場を持ちたい」と述べ、就任後、早期に応じる考えを示した。
新知事誕生/米山県政の進路<中>/県議会/自公との論戦に注目/鍵握る民進会派の対応[1面]
知事選 市区町村別得票/明暗分けた都市部票/米山氏、新潟全8区で勝利[3面]
都市部票 明暗分ける 知事選 市区町村別得票(新潟日報モア)
再稼動反対 県民の思い/会見で新潟市長[3面]
次期知事と「会いたい」/世耕経産相[3面]
要旨:世耕弘成経済産業相による18日午前閣議後記者会見でのコメント。
「新知事の意見も踏まえて東電改革をしっかり進めたい。早いタイミングで日程が合えばい会いしたい」、「東電改革は県民にとって再稼動を考えるに当たり重要なポイントだ。検討を踏まえて、県民の関心事項にも対応したい」、「再稼動だけでなく新潟県はロシアとの経済協力を進める上でも地理的に密接不可分な地域だ」。
黒岩民進県連代表 辞任へ/知事選対応混乱で引責[3面]
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