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◎ 「長峯王朝(ファミリー)誕生か!! 都城市長選挙で傀儡市長が初当選
「長峯市政継承の池田宜永か?」それとも「市政刷新の三角光洋か?」・・・・長峯ファミリーが仕掛けた一生一代の勝負は、長峯ファミリーに軍配が上がった。長峯傀儡市長の誕生だ。
"カンラ、カンラ"・・・・ファミリー総師・長峯基親爺の高笑いが聞こえてくるようだ。
◎ ダミー市長で「既得権益」温存
「長峯ファミリーなくして池田宜永の立候補なし」と批判されたように長峯誠市長におんぶにだっこの新市長。今回の選挙は池田宜永との闘いというより「長峯ファミリーVS三角光洋陣営」の闘いであった。
07〜10年、都城市副市長を務めたが、長峯誠市長の身勝手でクビになり、くやし涙を流しながら財務省へ帰った男が、まだ長峯誠市長とつながっていたとは・・・・・。都城市は、この8年間、長峯ファミリーの喰い物にされてきたが、継続市長の当選で、長峯基親爺の権力はますますおおきくなった。
◎ 宮崎県政の覇者
参院選は公募で自民党公認が決まり、長峯誠の議席獲得が決まったようなものだ。それに元秘書の松下新平参議で、宮崎県の二議席を独占する。そして、今回の池田宜永都城市長の誕生だ。
安藤元知事の汚職を告発して失墜させ、"夢"にまで見た宮崎県政の覇者として「長峯王朝」が確立したといえる。
◎ 長峯ファミリーの選挙費用は"10億円"を下らない
長峯ファミリーが、この10年間の選挙で使った費用は10億円を下らない、といわれている。都城市長選挙初挑戦したときは、母親の自宅まで担保に入れよう、という話まで出ていたのに、今では使い放題だ。これらの既得権益を、欲ゴロの長峯ファミリーがみすみす手放すわけが無いのだ。
◎ 地に墜ちた長峯誠市長の評判
反面、長峯誠市長の評判は地に墜ち、野田佳彦首相どころではない。今回、都城市長選挙の低投票率を見れば分かる。池田陣営では「こんなはずではなかった」と選対の一部では「長峯はずし」が謀られたが、それをチャラにしたのが古川禎久衆議の参戦である。
◎ 「古川禎久衆議の参戦」が"隠れみの"
池田宜永は長峯誠市長の事実上の継承で、対する三角光洋は長峯誠市長とは距離をおく立場である。元々、三角光洋は古川禎久衆議の支持者であり、息子は古川事務所で勤めていた。
ところが、古川禎久衆議は己の保身のために三角光洋を見捨てて、長峯誠市長とタッグを組んで池田宜永支持へ回った。
長峯誠市長とは全く政治的な血脈が異なる古川禎久衆議が「池田宜永支持」に回ったことで、「長峯ファミリーのダミー候補」の陰が薄まり、有権者の明快な判断を狂わせてしまったといえる。
◎ さらに民主党・公明党が後押し
さらに輪をかけたのが民主党と公明党と連合の推薦である。公明党の推薦は、長峯誠市政とべったりの議会活動からして、不思議ではなかったが、来年の参院選で長峯派と敵対する民主党議員だ。民主党と連合が参戦するとは意外に思えた。こうした、1団体・2政党の推薦もダミー候補の悪評を薄めるに充分であった。
◎ 三角光洋"選対"の敗因
三角光洋は「都城再生」を掲げ、現市政の問題点を指摘したが、インパクトに欠けた。両者が"似たり寄ったりの公約"で、その相違点が有権者に明示されることの無いまま、選挙戦を終え、投票意欲の高揚が図れなかった。
さらに、旧4町(高崎町・高城町・山田町・山之口町)では合併6年にして人口が3374人も減少している。"合併せんけりゃ、よかった"という批判に対しても、有効な手が打たれなかった。
こうした市民の批判を先取りして、告示以前から対処しておれば、民主党・公明党の参戦は無かっただろうし、長峯誠市政を倒すことは、さほど難しい選挙では無かったはずだ。
◎ 来年の参院選に"かげり"
今回の都城市長選挙の特徴は、現職市長が市長の座に居座り、有権者に"にらみ"を効かせるというアン・フェアーな選挙であった。
しかし、長峯誠市長が全力をあげ、古川禎久衆議が加担し、民主党・公明党・連合が推薦したにもかかわらず、得票数からいえば、3割弱の支持を得たに過ぎないという事で、長峯誠のショックは隠せない。
さらに、無風選挙といわれた前回選挙(2010年1月)でさえ投票率は65.56%であり、それを大幅に下回る(マイナス18.86%)46.76%という最低の投票率は8年間の長峯誠市政に"ノー"を突きつけたものといえる。
◎ 池田宜永市政の今後を占う
さて!、晴れて「市長の座」を射止めた池田宜永都城市長の今後が見ものだ。選挙戦で公約した政策の実現は当然だが、他人のフンドシで当選しており、権力基盤が脆弱だ。
そのため、やはり「ダミー市長」に甘んじて、長峯ファミリーを頼るか?ー、それとも「脱長峯」を宣言して、独立路線を歩くのか?ー、決断のしどころだ。
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