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第二章:「ストップ・ザ・借金」のデマ
「増える借金!返すのは市民です」
長峯誠陣営が出した都城市長選挙届出のビラ第1号である。
長峯誠候補は初めての都城市長選挙で「都城市の借金は796億円で、市民一人当たり60万円」と岩橋達也市長を攻撃し、現職を破って初当選した。
ところが2年後に、都城市の借金は1320億円まで脹れ上がった。合併した4町(高崎町・高城町・山田町・山之口町)が抱える借金合計額365億円を差し引いても、200億円上昇した事になる。
一体、「ストップ・ザ・借金」とは何だったのか!!
◎ 「ハコ物は造らない」のウソ
さらに同ビラでは、ハコ物行政を次のように批判した。「金を借りてまで大型公共施設を造るというスタイルは過去のものとなりました。」MAC計画、グリーン・ヒル、宮崎産経大学などが攻撃の対象であった。
確かに岩橋達也市政の財政運用はデタラメだったが、長峯誠候補はハコ物は造らないと、公約しながら、それに輪を掛けたように借金は脹れ上がった。
長峯誠都城市長は建設に取り掛かった文化センター建設を中止させると公約しながら、126億円の巨大プロジェクトをそのまま続行。給食センター建設に38億円、南九州大学建設に25億円(土地買収費を含む)、クリーン・センター建設に140億円など特別債も乱発だ。
「ハコ物は造らない」という公約はどこへ行ったか!!
しかし、行政は失敗しても、誰も責任をとった例えは無い。市政に対しては、どんな失敗があっても黙って許す寛大な都城市民である。
(ゴメンナサイ。借金を増やしたのはボクです。重ねがさねスミマセン。長峯誠)
◎ 「公用車にレジャーカー」購入の怪
「黒ぬりの公用車は市民を威圧する。ハコバンで良い・・・・・・」
登庁した長峯誠都城市長は"庶民市長"を売り出そうと、黒ぬり公用車を売却すると、廃車方針を打ち出した。
そして購入したハコバンは、何と!特別仕様車のレジャー・カーであった。リース料は5年間で500万円。市長の任期は合併までの10カ月しかないのに、である。
本当に公用車2台が必要なのか?
500万円といえば、都城市内の平均世帯の年収2年分である。ちなみに、東国原・前宮崎県知事は就任と同時に公用車を廃止し、自分の車で奔走した。
"税金のムダ使いではないか"
西川洋史議員が追求したが、寛大なる都城市議会が、これを認めたのである。
しかも、廃車すると見られた黒ぬり公用車は、そのまま2台とも長峯誠都城市長の専用車として使用された。
(だって、ぼく、あんなレジャー・カーが欲しかったんだもん・・・・・・)
◎ 「サブ・シティ構想」の失敗
「サブ・シティ構想」も大きな争点であった。
当時、岩橋達也都城市長は「中心商店街をきちんと造り上げたい」と、再開発にとり組んでいたが、長峯誠候補の公約する「 サブ・シティ構想」は大きな反響を呼んだ。
「建設中の"文化センター"を沖水地区に造る」
そして「都城インター付近に第二の街を造る」というものだったが、"かけ声8年"に終わった。
そもそも、この「サブ・シティ構想」なるものは平成5年に都城市が策定した「拠点都市構想」を一字一句違わずパクったもので、「サブ」の名を付けかえたに過ぎない。
それどころか、ジャスコ・イオンモール2店目の市内進出を許したため、中心商店街はさびれ、4町の商店街まで、その影響が及んでいる。
都城北諸県医師会病院移転でごまかしているが、「サブシティ構想」は失敗したのである。
◎ キーワードは景気の刺激策だ
景気対策に特効薬はないが、農・工・商連携した「コンパクト・シティ」を構築し、遅ればせながら都城経済の"再生"を計らねばならない。
◎ 「ながみね王朝」誕生か
自民党公認を獲得した長峯誠都城市長の参議院議員は決まったようなものだ。宮崎県政の覇者になることが、長峯基親父の永年の夢だった。
元秘書の松下新平参議と息子の長峯誠参議(!)、それに元秘書二見泰之県議を従え「ながみね王朝」は出来上がる。
都城市は八年間、長峯ファミリーの喰い物にされ、うまみのある公共事業は残っていない。だから国政へ転身する、ということか!!
前市長が合併でこぎつけて得た合併特例債380億円を湯水の如く使い、長峯誠都城市政は数々の「ピンハネ疑惑」だけ浮上している。
なぜ?こんな暴挙を都城市民は黙って見過ごすのか、不思議でならない。
◎ ダミー市長で"市政の私物化なるか!!"
次に長峯ファミリーが狙うのは、長峯誠都城市長が辞めた後の市長の座だ。せっかく手に入れた利権を、みすみす手放すわけにはいかない。
そこで目を付けたのが。操り人形だった池田宣永・元副市長かつぎ出しであった。
自分から任命したキンカン・ビンタ(オッと!失礼)、副市長を勝手な都合でクビにして、泣きながら帰った男を、今度は"傀儡市長"として、市政を牛耳ろうという魂胆だ。
7月1日、池田宣永・元副市長が正式に都城市長選挙に名乗りを上げた。長峯誠後援会役員会にあわせての表明である。
翌2日、三角光洋都城市議が立候補を表明して駒が出そろった。
長峯誠都城市長は、その役員会で自ら参院選を気遣ったのか、"次の都城市長は皆さんが選んで下さい"と、丁重な挨拶をしたが、翌日から早速"選挙モード"にはいり、池田陣営の後盾となり動き出した。
果たして、"傀儡市政"樹立か?、"しがらみ"を断つ"三角市政"誕生か?
「ながみね王朝」の運命をかけた"一天地六"の大勝負である。
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