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東京・上野動物園のジャイアントパンダ「シンシン」。尖閣問題はパンダにも影を落としている
「パンダ誘致」暗礁に 仙台市に抗議メール数十件
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120921/plc12092100040000-n1.htm
2012.9.21 00:00 産経新聞
尖閣諸島の国有化を発端に中国で拡大する反日デモを受け、東日本大震災で被災した東北の子供を癒やそうと、仙台市が進めるジャイアントパンダの誘致計画が、いっそう先行き不透明になっている。「中国にすり寄るな」。市には抗議メールが届き、計画の白紙撤回論も。一方、東京・上野動物園では、赤ちゃんパンダの死骸が今も園内に冷凍保存されたまま。尖閣問題は愛らしいパンダにも影を落としている。
「北京での協議開始を待っていたが、こんな状況では…」。パンダ誘致を目指す仙台市の氏家道也建設局次長は肩を落とす。
昨年12月には野田佳彦首相が、パンダ貸与を中国の温家宝首相に要請。今年3月には市幹部が、誘致を支援するジャニーズ事務所の近藤真彦さんらと北京を訪れ、関係省庁のあいさつまわりを行った。
あとはレンタル料や期間などの具体的な交渉を進める手はずだったが、「反日デモが始まり、協議の連絡があるとも思えない。上野にパンダが初来日した国交正常化から40周年となる今月末がいいきっかけになると思ったのだが」(氏家次長)という。
反日デモ後、市には「なぜパンダなんだ」「中国にすり寄るな」などと抗議のメールが数十件届いた。18日の市議会では中国での反日感情の高まりを受け、「計画をリセットすべきだ」との意見も出た。
自民党系の市議、渡辺博さん(62)は「パンダでないとだめなのか。反日感情が根強くリスクが大きすぎる」と話す。
奥山恵美子市長は「パンダは領土問題と関係付けることではない」と誘致の継続を表明したが、阪神・淡路大震災で被災した神戸市の王子動物園にパンダが貸与されたのは震災から5年後。市では「外交問題も絡み、誘致には時間がかかるだろうが、粘り強く交渉するしかない」としている。
一方、上野動物園で7月、生まれて6日後に死んだ雄の赤ちゃんパンダの死骸が、2カ月たった今も園内で冷凍保存されたままになっている。中国に所有権があり、日本単独では研究などを行えず、まだ具体的な話をしていないためだ。
赤ちゃんは7月5日に生まれたが、11日に死んだ。平成22年締結の協定で所有権は中国と定め、死骸であっても同じという。
同園担当者は「100年保存してもDNAレベルで劣化しない性能があり、急ぐ必要はない」と話す。尖閣問題の影響は「中国の担当者と今も親パンダの飼育法などをやり取りしている」と否定するが、赤ちゃんの扱いについては話していないという。
同園は22日、この1年間に死んだ他の動物と一緒に慰霊祭を開き、入園者にも献花してもらう予定だ。
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