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◎ "学歴詐称"は逃げない
"詐称"に関する司直の操作も大詰めを迎えていた・。
平成19年12月、
課長以下捜査2課数名が梟の店を訪れた。梟は担当刑事にたずねた・・・・
「詐称問題をいつまで放っておくのか?もう判っているでしょう・・・このまま放免したら、
噂通り都城警察署長は長峯派という事ね・・・・」、すると刑事は答えた。
「"詐称"は逃げない。もう少し待ってくれ!!、重大な関連事件(Nファイル)があり、
詐称でいま逮捕しても、よい弁護士をつけたら逃げられる・・・・」申し訳なさそうに答えた。
梟も内容が解っていたので快く申し入れを受け入れたが、
もし、この時点で逮捕しておれば梟の殺害事件は無かったのではないか。
◎ 「私は逮捕されない」
捜査の進展を知ってか知らずか、長峯誠都城市長の鼻息は荒かった。
「宮崎県警には強力な人脈をもっている。逮捕される事は無い!」
長峯誠都城市長は常々、市職員や側近に語っていた。
市長を支援する企業に警察署長経験者など天下りさせ、栄華を誇っていたが、
それが現実問題として表れたのである。
平成20年3月、
学歴詐称やNファイルを捜査に当たっていた捜査2課の全員が県内各所に飛ばされた。
梟は県の監察官や宮崎地検にまで直訴に及んだが門前払いされている。
ただ、
飛ばされた担当刑事から『刑事訴訟法189条2項で捜査している』という回答の電話がかかったが、
その声には悔しさがにじんでいた。
◎ 『1000万円出すからネットを閉めてくれ』
「悠々の部屋」では"詐称"問題論争がますますエスカレートしていたが、
梟はある日「右翼 」を名乗る男に呼び出しをうけた。
『1000万円出すからネット(悠々の部屋)を閉めてくれ』
男からから直談判された事をネット配信している。
つまり、学歴詐称問題を金で納めてくれ!という訳である。
もちろん梟は断っているが、
さらにその事が次なる暴行事件や刀傷事件を引き起こす要因になったと思われる。
会談の様子は録音され、所轄に保管されている。
◎ "梟"襲われる
ついに恐れていた事態が起こった。
平成20年7月17日、
梟の経営する牟田町スナックが3人の暴漢に襲われるという事件が発生した。
その中の1人が捕らえられ所轄の警察につきだされたが、
それが何と長峯誠都城市長後援会の中核を成す「言成会」の副会長であった。
「言成会」の例会では、
市長の弟が常に「梟はまだ潰れんか」と会員を叱咤していたという。
◎ さらに "刀傷事件"発生
平成20年10月17日は同じく「言成会」の例会日である。
再びネット閉鎖の要求を梟は受け断っているが、
その夜、今度は後頭部を刃物で襲われるという大事件となった。暴漢は「こいが梟か!
誠がこッばっかい書きやがって」と襲いかかったそうだ。
一歩間違えば殺人未遂事件である。
ここでも、長峯弟の逃げ去る姿が待機中のタクシドライバーに確認されていたが、
事件として扱われることはなかった。
梟は翌日、所轄に傷害事件として告訴したが、
いつの間にか告訴取り下げされており捜査は打ち切られていた。
◎ 梟が謎の死!!
平成21年4月2日、
梟が謎の失踪。
所轄の刑事からは「梟に、もしもの事がないように見守っていてくれ!!」と
複数の市議員に要請されている最中の出来事である。
さらに失踪後も、「あの小屋にラチされている可能性がある。
見張っていて欲しい」と頼まれていたそうだが同月27日、
都城市高崎町の山中で死体となって発見された。
新聞各社は「警察発表」を求めたが、
地元警察は一切応じず、失踪から死体発見について事件は報道される事は無かった。
ミステリアスな話だが、梟の死によって、長峯誠都城市長の"学歴詐称"問題は沈静化へ向かった。
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