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【2011年7月22日(金)朝刊】 室蘭民報
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2011/07/22/20110722m_06.html
東日本大震災に被災し、姉妹都市の伊達市に移住した宮城県亘理町のイチゴ農家4人が21日、市大滝区の栽培施設で震災後初となるイチゴ苗の定植を行った。再出発に向けた第一歩。4人の顔からは笑みがこぼれた。あの日止まってしまった時間は、再び動き出した。
震災からの復興、生産再開に向け、市の受け入れ事業で11日に移住してきた佐藤長市さん(52)、鈴木博之さん(39)、鈴木務さん(34)、小野彰吾さん(22)の4人。
市が東関内町に建設予定のイチゴ栽培用の研修施設が完成するまで、市が農薬製造のホクサン(北広島市)から借り上げた大滝区の旧農場で、品種や栽培方式に慣れるため、四季なりの品種「夏実」約2千株を高設式で育てる。
伊達に到着してからは新生活の準備に追われ、本格的な作業はこの日が移住後初。4人は鉄骨組のガラスハウス4棟のうち3棟で、ホクサン社員のアドバイスを受けながら、培土を盛った発泡スチロールの苗床に手分けして定植した。
妻と幼い子供2人の家族4人で越してきた鈴木博之さんは「こんなに早く作業ができるとは思わなかった。うれしい」と久々の土の感触に笑顔。最年長の佐藤さんは「正直不安だったが、苗を見て安心した。これからの管理が大事」と気を引き締める。
残してきた家族や津波で失った生活の再建へ。それぞれの思いが詰まったイチゴは、9月下旬にも収穫予定だ。移住第2陣も8月下旬に到着する。
(菅原啓)
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