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http://news.biglobe.ne.jp/politics/142/gen_091024_1421703228.html
プロレスラーの大仁田厚(51)が来年の長崎県知事選に出馬するという。20日の公式ブログにも「県知事選挙について」のタイトルで、「いまのままじゃいかん! このままでは地方はボロボロになってしまう」と意気込みをアップしている。「いろんな人たちにご意見を聞きだい(たい?)と思っております」なんて殊勝なことも書いているが、色気は十分だ。
「大仁田は前回の06年2月の知事選でも立候補をにおわせていました。当時は自民党の参院議員でしたが、国会ではミソっかす。郵政民営化に反対しながら法案の議決を棄権し、“バッジを着ける資格がない”と批判されました。その後、問題児・杉村太蔵の教育係を買って出たものの、完全に無視されて大恥もかいています。国政に残っても上がり目ナシでしたが、準備不足もあり、踏ん切りがつかなかったのです」(政界関係者)
07年の参院選は、再選の見込みがなくて出馬を辞退。その後は政治評論家を気取ってみたがお呼びはかからず、本職のプロレスも下火になり、すっかり過去の人になっている。
「そろそろ目立っておかないと、タレント業でも出番がゼロになるから必死なんでしょう。今回はアドバルーンを揚げるだけでもOK。そのまんま東や橋下、森田とタレント知事が増えているから、その気になって本当に出馬する可能性もある。ただ、県民はバカじゃない。当選する可能性は100%ありませんよ。衆院選で全4区を制した民主党が乗るわけがないし、現職の金子原二郎知事もしぶとい。泡沫候補でチョンです」(地元事情通)
「ファイアー」と叫ぶだけでは、消防車が来ても票は来ない。
(日刊ゲンダイ2009年10月21日掲載)