★阿修羅♪ > 地域13 > 269.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
http://mainichi.jp/kansai/news/20091006ddf001010002000c.html
大阪市港湾局が進める咲洲(さきしま)・舞洲(まいしま)など埋め立て地の売却が予定通りに進まず、来年度末にも資金ショートを起こす可能性が強まっている。07年度決算から売却収入が当初予算上の収入を下回るようになり、今年度は、118億600万円の予算に対し、9月末現在の収入はわずか2億3000万円にとどまる。港営事業会計の運転資金は来年度末に底を突く見込みで、一般会計からの繰り入れが懸念される事態に陥る。【石川隆宣】
埋め立て事業は、企業債(借金)で資金を調達し、埋め立て地を売却して返済する仕組みで運営。造成原価を積算した総事業費は、咲洲(住之江区)、舞洲(此花区)、鶴浜地区(大正区)で計5882億円。売却対象の計676ヘクタールのうち93ヘクタール(14%)が売れ残っており、企業債の返済残高は08年度末で1032億円にのぼる。このほか、12年度以降に売却が予定される夢洲(ゆめしま)(此花区)の一部地区の残債も637億円ある。
市は立地促進助成制度などを活用し、早期売却に取り組むが、不況による影響は深刻。08年度決算でも149億円の予算に対し、収入は41億円にとどまった。港営事業会計で、大阪ワールドトレードセンタービルディング(WTC)の損失補償に充てる財源などを除くと、現金化できる資金剰余額は08年度決算で222億円。土地売却が9月時点から進まないと仮定すると、企業債の償還額は今年度で169億円、来年度も113億円と続き、来年度末には3億6000万円が不足する。
市は咲洲に建つWTCへの府庁移転を後押しする狙いもあり、府・経済界と企業誘致の共同チームを作るなどして売却を促進させたいとしている。
★コメント投稿フォーム (1000字まで) よかったら一言、ここに感想などお聞かせ下さい。 コメント投稿するとすぐにこの上部に表示されます。 |