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湖国、民主全勝の勢い
衆院選情勢 滋賀選挙区の詳報【京都新聞】
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009082300085&genre=A1&area=S00
京都新聞社が有権者を対象に行った電話世論調査では、滋賀県内の4選挙区と京都府内の6選挙区のほぼ全域で民主党が勢力を伸ばしている。各選挙区の情勢をまとめた。(敬称略)
■滋賀1区 川端、広範に手堅く 追う上野、川内
前回、選挙区で議席を落として比例復活した民主党前職の川端が手堅く支持をまとめ先行、再選を目指す自民党前職の上野が追い上げる。共産党新人の川内が続く。
川端は連合系労組を中心とした支持組織をまとめており、民主支持層の8割以上から支持を得る。ミニ集会や駅立ちなど、地域密着の活動を展開、保守地盤の高島市にも攻め込む。無党派層の半数近くを取り込んでいるほか、自民、公明、共産の支持層にも食い込む。30歳代以上から安定した支持を受ける。
上野は公明支持層の8割から支持を得ているが、足元の自民支持層は6割しか固めきれていない。街頭に立つ回数を増やし、党所属の著名議員を招いて訴えているが、無党派層の支持は2割にとどまる。20、40歳代の支持が比較的高い。
川内は共産支持層の8割近くを固めるが、他党支持者や無党派層への広がりを欠く。比例代表にも重複立候補しており、党への支持拡大を図る。
■滋賀2区 田島、支持広げ安定 藤井、浸透目指す
民主党前職の田島が安定した戦いを展開、自民党前職の藤井が追いかける。
田島は後援会や連合系労組を足掛かりに、民主支持層の9割を固め、自民支持層の3割に食い込む。今回、候補者を出していない共産党、自民と連立を組む公明党の支持層のそれぞれ4割をつかんでいる。無党派層からも7割近い支持を得ている。地域別では、地盤を持つ湖東のほか、湖北地域でも幅広く浸透している。子ども手当など生活支援を訴えており、年齢別では30代の7割、40代の6割など働き盛り世代からの支持が高い。
藤井は、前回の「郵政選挙」で分裂した自民を一本化して臨んだが、自民支持層の約半分しか固めきれていない。推薦を受けた公明支持層の支持も4割にとどまっている。無党派層には浸透しきれていない。インフラ整備の地域振興策を訴えるが、地盤の長浜市を含む湖北地域でも田島に水をあけられている。20代と70歳以上には一定の支持がある。
■滋賀3区 三日月、優位に立つ 懸命の宇野、木村
3選を目指す民主党前職の三日月が優位に立っており、自民党前職の宇野が巻きかえしを図る。共産党新人の木村は苦戦。
政権交代を軸に生活の安定や住宅政策の充実などを訴える三日月は、連合系労組の支援を受けて民主支持層の8割超を固めたほか、自民、公明、共産支持層からも一定の支持を得る。公示前から人口急増地の草津市を中心に街頭演説などに力を入れ、無党派層の6割近くを取り込み、年代や職業を問わず幅広く浸透している。
宇野は自民系県議、市議を中心に組織固めを進めているが、自民層の取り込みは6割にとどまり、推薦を受ける公明層の支持も5割に達していない。選挙では内閣府政務官の実績を強調、「景気回復で財源をつくる」と訴え、20代で3割以上、70歳以上では5割の支持を集めている。終盤にかけ無党派層への支持拡大を狙う。
木村は、派遣労働の見直しなど格差是正を主張、共産支持層のほか20代に食い込む。
■滋賀4区 奥村、着実な票固め 続く武藤、坪田
民主党前職の奥村が優勢に戦いを進め、引退した元閣僚からの議席継承をかける自民党新人の武藤が追い上げる。共産党新人の坪田は伸び悩む。
奥村は民主支持層の8割を固め、公明、自民の支持層にも浸透。無党派の半分近い支持も集めている。年代別では、30代以上の全年代で幅広く支持されている。前回は地盤の湖南市以外で自民候補に及ばなかったが、参院議員や県議の支援で、近江八幡市、甲賀市などでも着実に支持を広げている。
武藤は自民、公明の支持層の約6割しか固めきっておらず、無党派層の支持も伸び悩んでいる。若さを生かして「世代交代」を強く訴えており、20代からの支持は奥村を上回っている。立候補の決定が今年4月と遅く、知名度アップが課題で、市街地での自転車による街頭活動で支持拡大に取り組む。
坪田は共産支持層の8割以上を固めた。30代からの支持で武藤に並ぶ。地元市議と連携し、上積みを狙う。