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森山氏 3区出馬断念
進退は明言せず【読売】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20090808-OYT8T01078.htm
森山真弓・自民党県連会長が8日、栃木3区の出馬を取りやめ、党本部が3区の森山氏公認を7月31日に発表して以降の混乱は収束した。県連の反対を押し切って出馬しても、地盤のない3区で県連の支援なしで戦うのは困難と判断したとみられる。
森山氏は8日の記者会見で、比例選への単独出馬についても「ないと思う」と語り、衆院選の立候補を事実上断念したことを明らかにした。今後については「自身のことはまったく考えていない」と述べるにとどまった。
森山氏は8日夜、県連が宇都宮市内で開いた緊急幹部会議に出席し、これまでの経緯を説明。「ご迷惑をおかけして申し訳ない」と陳謝したうえで「県連の選対本部長として一生懸命やりたい」との意向を示した。
出馬に強い意欲を示していた森山氏が一転して辞退に至った背景には、党本部と森山氏陣営、県連との間で思惑のずれがあった。
森山氏陣営にとって、比例単独出馬が党の73歳定年制から難しい中、森山氏を引退させずに衆院議員として送り出すには、自民候補が空白の3区からの出馬がほぼ唯一の選択肢だった。
後援会関係者は、党のメンツが立ち、2区の西川公也氏との選挙協力も強固になるとして、3区での擁立を県連を通さずに独自に党に働きかけた。比例選の名簿での優遇も期待していた。
党本部も、離党して自民党批判を繰り返す渡辺喜美氏への不戦敗は避けたいため、利害が一致した。「県連会長自身が空白区を避けるため身を挺(てい)する」行動は、県連内でも一定の理解を得られると踏んだとみられる。
ところが、県連は反対一色だった。森山氏と渡辺氏との対決となれば、3区内の自民党県議の分裂は決定的になる。渡辺氏の新党は政界再編が目的のため長続きはしないとみて、全面対決を避け、渡辺氏が復党する余地を残したほうが得策との見方が県連で強かった。
女性初の官房長官など輝かしい経歴を持つ森山氏を、厳しい選挙に駆り出して傷をつけたくないという配慮も働いた。
(2009年8月9日 読売新聞)
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