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4月11日7時57分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090411-00000010-san-l22
■伊豆急の歴史凝縮
「ワン・ツー・ナイン(129)」で「い・ず・きゅう」。社名をひねったユニークな名前の資料館は1月にオープンしたばかり。昭和36年の開業時に使われた時刻表から記念切符、歴代車両の計器類、模型、パネル写真などがずらりと展示されている。
「今ではデジタル表示になりましたが、当時はこうだったんです」。下田駅など、各駅を管理する割谷英雄駅長(58)が懐かしそうに説明する。展示の“目玉”は「リゾート21」の愛称で親しまれる初代2100系電車の運転台にあった計器類だろう。電流計、空気圧力計、速度計。金属パネルに並ぶアナログ計器が「伊豆急」の歴史を物語る。
「運転席の座席はドイツのレーシングブランドの『レカロ』製。ワイパーはフロントガラスが大きいのでバスの部品です」。
2100系が華々しく営業運転を始めたのは昭和60年。割谷駅長自身もデザインチームに参加したという。翌年には、人気車両に贈られる「ブルーリボン賞」(鉄道友の会)を東急グループの車両として初受賞した。「ライバルは100系新幹線でした」と割谷駅長。
「展望のために天窓をもっと大きくしたかったが法的な問題で限度があった」と隠れた苦労を明かした。
2100系の初代車両は平成18年に引退したが、同型車はまだまだ健在。発展型の看板電車「アルファ・リゾート21」とともに伊豆半島を駆け、訪れた観光客を楽しませている。ファンならずとも、夢中で見入ってしまう資料館だ。
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午前9時半〜午後4時。年中無休。入館無料。伊東市八幡野1183(伊豆高原駅「やまもプラザ」2階)【問】(電)0557・53・1116。