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3月13日12時19分配信 中日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090313-00000011-cnc-l24
奈良・東大寺二月堂の修二会(しゅにえ)=お水取り=で使われる松明(たいまつ)を名張市赤目町一ノ井の極楽寺から東大寺に歩いて運ぶ「松明調進」が12日行われた。
地元住民でつくる「伊賀一ノ井松明講」の人たちに加え、行事に協力している市民グループ「春を呼ぶ会」の会員、同会の呼び掛けに応じた市民ら100人が徒歩とバスで二月堂へ運んだ。
午前6時に松明30キロ分を両端にくくりつけた青竹を担いだ講の人や春を呼ぶ会メンバーらが極楽寺を出発。夜が明けたばかりの薄暗い道を東大寺に向けて歩き始めた。奈良県境の険しい笠間峠を越えた付近からはバスで東大寺へ。午前11時ごろ同寺に到着した。
「松明送り」とも呼ばれる松明調進は約750年前、東大寺僧侶の聖玄(しょうげん)が、この地の豪族で盗賊に殺された父親の道観が残した「赤目町一ノ井付近の所有地を二月堂に寄進し、お水取りの松明を毎年納める」との遺言を守って始めたとされる。
寄進した松明は、2月11日に講の人と春を呼ぶ会の会員らが極楽寺近くの松明山から切り出したヒノキを薄いくさび形にした約1200枚。二月堂で1年間保管され、来年のお水取りに使われる。
(川合正夫)