＜ＨＩＶ＞歯科診療所、感染者を拒否　高知大病院「偏見、正しい知識を」　／高知
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi_region/region/mainichi_region-20140505ddlk39040304000c.html
2014年5月5日（月）14:24　毎日新聞

　県内の歯科診療所でエイズウイルス（ＨＩＶ）の感染を明らかにした患者がその後の診療を拒否され、高知大病院で治療するよう指示されていたことが４日、分かった。

　高知大病院によると、患者は昨秋、かかりつけの歯科診療所を感染判明後、初めて受診。歯科医師に感染を告げたところ、「治療を続けると感染の事実が外に知れる可能性があるので、医大で治療を受けてください」と言われたという。

　患者から相談を受けた高知大病院は県歯科医師会に正しい感染症対策の周知などを要請。県歯科医師会が１月に開いた講習会にＨＩＶ専門の看護師を派遣し、歯科医師ら約３５０人に感染症予防対策をアドバイスした。

　高知大病院の山本哲也・歯科口腔（こうくう）外科長は「背景には感染症への知識不足に加え、ＨＩＶ患者を受け入れる歯科医院でも公表したくないとの偏見がある。正しい知識の普及に努めていく」と話した。【最上和喜】

コメント
01. 2014年5月06日 23:05:54 : cMa3nOhiX2 厚労省は感染対策の費用を出さない。歯科は外科系の観血処置を行う科であるにもかかわらず、初再診料は医科よりずっと低く抑えられている。感染症のみならず普通の処置の消毒もきちんとすれば赤字である。まず、初再診料を医科よりずっと上にして当然である。内科は観血処置はしないだろうし、外科も絶えず観血処置しているわけではない。歯科くらい観血処置を日常的に行っている外科系の診療科は少ないのではないか。感染対策費用を考えると歯科の初再診料は医科よりずっと上でないとおかしいのである。 費用をできるだけ抑えて感染対策をしたいのと、診療時間の取り具合や特別な消毒の手間を考えると元々赤字の保険点数ではやりたく無いのが実状ではある。 初再診料に、タービン、ライト、テーブル、バキューム、シリンジ、エンジンなどに掛ける使い捨てのビニールカバーやゴーグル等の費用を加えないといけない。全ての患者にそうすべきである。何故ならこの患者さんのように申告してくれればいいが、申告しないかんじゃも山ほどいる。観血処置をする以上全患者がHIVや肝炎と思って治療しないといけない。 この記事は、HIVだけ特別視している点で、世界の歯科の常識を分かっていない。日本の歯科医はわかっていても、保険診療の赤字を考えるとそこまでお金をかけてられないのである。 もう、いい加減、歯科は医科より安くて当たり前という考えをやめてもらいたい。現実に費用がかかるのは歯科である。全患者が感染症と思って対策を立てる費用を厚労省は歯科に支払わないといけない時代なのである。
02. 2014年5月07日 10:01:48 : oJk9oHUJmM ＞治療を続けると感染の事実が外に知れる可能性があるので 今歯科医院経営は困難の極みである。スタッフも正規社員からパートに切り替えたところも多く、最低賃金に毛の生えた給与しか支払っていないところがほとんどである。 そういったところから噂が立つ。 スタッフも、HIVと聞けば平気で院長に見るのがいやだという時代である。 パートできているスタッフに感染させでもしたらそれこそ一大事である。 そうなると治療は出来ない。 確かに、歯科の給与（保険点数）は実勢価格の半分である。医院が受付にじきゅう１５００円支払うが、これは国家資格を持った歯科衛生士の給与である。 医科の毎年の増加額のたったの３年分が歯科の総医療費である。医科を削って歯科に財源を回さないとこの格差は増大しながら続いていく。

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