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糖新生と人類 〜糖は体内で生成されるものであり、外部から摂取すべきものではない〜
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/881.html
投稿者 BRIAN ENO 日時 2014 年 4 月 23 日 15:01:58: tZW9Ar4r/Y2EU
 


糖新生という言葉は、
どなたも御存知だと思う。

この「糖新生」と言う言葉、
私ごときが、説明するまでもないが、

※糖新生とは、血中の糖(血糖値)が必要量を下回った時に、
 肝臓で、素早く、糖を精製し、血中の不足分の糖を補う仕組み
 (人類が、穀物を栽培する前は、この機能のみで、血糖を維持していた)

以下に書くのは例によって、
私が書く文章の枕詞のごとく、
よく使う節回しだが、
あえて、今回も使う。
何度でも使う。

人類700万年の歴史の中で、
人類は狩猟採集で、
生きながらえ、進化してきた。

狩猟採集で、
人類の食を支えてきたのは、
まぎれもない肉食である。
ある時は、哺乳類、
ある時は、魚介類、
ある時は、鳥類や彼らの卵だったり・・
そうやって、
我々は、生きながらえ、
進化してきたのである。

まさしく、糖質ゼロで生きながらえ、
進化してきたのである。

つい、最近まで、伝統的な食を維持する
北米のイヌイット等も、
そのような食生活をしてきた。

さらに、
アフリカの野生のライオンも、
そのような、形で、現在に至っている。
シマウマ等の野生の草食動物は直接、
摂取するのは草だが、
体内の微生物にそれらを与えて、
その微生物そのものだったり、
微生物が産生するタンパク質や脂質を摂取して、
生きながらえている。
そういう意味で、
草食動物も、広い意味では肉食動物なのである。

彼らも、紛れもなく糖質ゼロで生きながらえたのである。
ようするに、
「必要な糖は、食物で摂取してきたのではなく、
体内で糖新生により合成された糖で、
生きながらえてきたのである。」
(これが今回のポイントである!)

赤血球は、我々の体内細胞で、
唯一、糖のみをエネルギー源にしている細胞であることは、
すでに先日、説明した。

さらに、
生命維持に必要な糖は、
真っ先に、血中を目指すことと、
その理由も説明した。

極端に言ったら、
血中の0.1%の濃度の血糖を確保できれば、
我々人類は、当座はしのげるのである。

結論から言えば、
この程度の量(トータルで4グラム程度)は、
体外から食物で摂取して、
供給したり確保するものではなく、
我々の体内で、合成して確保すべきものなのである。
(※ここが重要である!)

以前に、癌に関して、
「嫌気性解糖作用」が著しく亢進している云々の
説明をしたが、具体的言えば、
癌細胞は、酸素があるのに、
酸素を用いず、嫌気性解糖を行い、
乳酸を産み出す・・云々
を説明した時にも書いたが、

その時のように、基本に帰り、
今一度、人間の体内組成について、
考えてみる。

以下は、体重50キロの男性の平均的な体内組成である

1. 水(63%)⇒31.5`
2. たんぱく質(16%)⇒8`(糖質の16倍)
3. 脂質(15%)⇒7.5`(糖質の15倍)
4. 無機質(4.7%)⇒2.35`
5. 糖質(1%)⇒0.5`
6. 核酸(0.3%)⇒0.15`

結論は、糖は、糖として体内で、貯蔵可能な量が、1%であり、
それ以上は、糖として貯蔵できないので、苦肉の策で、
中性脂肪になりかわり、貯蔵されることになる。
このことを、我々は肥満と言う。

我々の身体の組成のほとんどは、
94%は、水、タンパク質、脂質でできているのである。

糖質は、サブの中のサブなのである。

では、なぜ、
赤血球以外の細胞でも、
なぜ、糖が必要なのか?
を説明する。

赤血球も赤血球内の細胞質で、
解糖系がエネルギー産生を行うので、
糖を必要としていたが、
我々の体内の細胞も、
必要に応じて(とは、言っても、その機会はひじょうに少ない)
解糖系が糖を代謝して、
エネルギーを産むのである。

わかりやすい例で言えば、
我々が、息を止めて重い物を持ち上げるような時、
踏ん張るような時に、
筋肉内の細胞の解糖系が、活躍し、
パワーを発揮する。
その時に、
解糖系が糖を代謝して、
乳酸を産出する。
(嫌気性解糖作用)
この場合、翌日、
筋肉痛に悩まされることになる。
例のあれである。

ということで、
私は、ここで何をいいたいのか?

それを以下に記す。

赤血球や、
体内の細胞で解糖系の代謝に必要な糖の量(500g)程度は、
そもそも、人類の歴史上、食物で摂取していたものではなく、
他の哺乳類同様、
体内で、糖新生により補い、貯蔵してきたものなのである。

「糖は、摂取するものにあらず、糖新生にて補うものである!」

☆人類700万年の狩猟採集時代→糖新生(糖は体内で合成するもの)
 ※人間本来の心と身体の健康を維持できた時代

★穀物ビッグ・バン以降→解糖系優位、解糖系亢進の時代
          (糖新生は用いず、過剰なる糖質を摂取する食生活への移行)

糖質を糖新生を用いず、
食物から摂取することで、
人間本来の健康が糖の摂取により、
著しく失われた。

癌をはじめとした、解糖系亢進の病の発生、
糖尿病、感染症の蔓延、脳卒中、血管障害、
奇形出産、様々な精神疾患、その他の様々な疾患の発生。

※これは、連綿と現在に続いている。
 毎日、新しい病気、新しい病名が発明され、
 多くの人が、生かさず殺さず的な、人生を余儀なくされている。

今こそ、糖質を食物から摂取するのではなく、
解糖系を用いず、
解糖系を亢進させず、
本来の人間のあるべき姿(糖新生)に戻るべきであろう。

体外より食物で糖を摂取するのではなく、
糖新生により、己の体内で糖を合成し、
それを用い、
己の生命を維持する生活に戻るべきではないでしょうか?

〜まとめ〜

糖質は、食物等で「体外」から摂取するものではない。

我々が必要とされる糖は、「体内合成(糖新生)」で補給し、
維持されるものである。

解糖系の代謝は休眠させ!

糖新生を活用すべきである!

皆さんは、どのようにお考えでしょうか?
 

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コメント
 
01. 北の零年 2014年4月24日 14:39:04 : pi7eKAjFENWsU : ZB1sK5Rego

遺憾ながら100%納得せざるを得ない。
稍、遅きに失するの観を否めないが。



02. 2014年4月24日 16:05:50 : yy7D5jhcis
でも蜂蜜なんかは取って食べていたんじゃないのかねえ。大昔でも。

03. BRIAN ENO 2014年4月25日 09:49:49 : tZW9Ar4r/Y2EU : ppYZWSgE3g
>でも蜂蜜なんかは取って食べていたんじゃないのかねえ。大昔でも。

今から1万2千年前に、
中東あたりで、
小麦の生産が細々と始まりましたが、

それ以前に、
人類が甘いもの(糖)を摂取していた証拠はないですね。

なぜなら、

穀物摂取以前の人類には、
虫歯が見られないんです。

まあ、歯磨きと言う習慣もなかったですし、

甘味を知らなかったし、
甘味に対する
今のような渇望が、
そもそもなかったんですよ。

糖は、摂取して初めて、

脳関門をかいくぐり、
ニューロンに侵入し、
到達する・・

到達してはじめて
味をシメルわけです。

自分の頭より
遥か上方にある、
蜂の巣を、
ハチに刺されるリスクを
おしてまで、

ハチミツをゲットしようという
モチベーションそのものがないので、

もっぱら、肉、肉、肉ですよ。

まあ、ライオンみたいなものです。

ライオンだって、
わざわざ、ハチの巣に、
はちみつナメにいきませんからね・・

すくなくとも、
人類はライオンより、
知性が高いので、
ライオンがやらんことは、
やらんでしょうね・・


04. 2014年4月25日 12:59:28 : gOXC1BArfE
私(60代)も、夏井医師の本を読んで1月から、夕食だけ、糖質を制限しています。3ヶ月で体重が4キロ減り、服がゆるくなってきました。体調もよいです。中高年になると代謝が落ちますから、若いときのようには糖質をとらない方が良いようです。しかし糖質を敵視はしません。


>糖質は、食物等で「体外」から摂取するものではない。


子供たちは、ごはんを食べて、パンを食べて大きくなってほしいし、お正月にはおもちも食べさせたいです。食べさせなければ背が伸びないでしょう(戦中に成長期を過ごした人は背が低い)。豊年満作は日本人の喜びです。


>もっぱら、肉、肉、肉ですよ。

そんなことはないです。縄文人はクリやトチノミを食べていました。
柿、みかん、桃、野いちご、イチジク、野生で甘いものは多くあります。
ハチミツも食べていたでしょう。花の蜜も甘いです。

スズメは田んぼの米を食べます(だからカカシを作る)が、血糖値は上がりません。ウサギは根菜類を食べますが血糖値は上がりません。ナマで食べるからです。血糖値が上がるのは、穀物やイモを加熱調理して食べるからです。加熱するとデンプン細胞の殻が破れて吸収しやすくなるのです。


>ライオンだって、わざわざ、ハチの巣に、はちみつナメにいきませんからね・・


クマは、蜂にさされながらはちみつを食べます。



05. 2014年4月30日 13:14:59 : 2D6PkBxKqI
果物に糖が入っているのも知らないアホがいるんだな(呆れ)

こういうヨタ話を信じるアホが多過ぎるんだ。

ブッシュマンもアイヌも食べ物の8割は植物だからね。


06. 2014年4月30日 13:18:26 : 2D6PkBxKqI

果物に含まれる糖分は、ケーキや甘いお菓子に含まれ糖分と違うと思っていませんか? だから果物は太らない、というのは大きな間違いです。なぜなら、果物と砂糖に含まれる糖分に大きな差はないからです。

では、果物を食べても、甘いお菓子を食べても一緒ということでしょうか。栄養士、フードサイエンティストであり、米栄養学アカデミーのスポークスマンでもあるジョーイ・デュバスト氏に聞きました。

●果物も砂糖もその糖分構造は同じ
果物に含まれる糖分と砂糖の糖分の構造は基本同じです。両者とも、果糖とブドウ糖からなっています。さらに、果糖とブドウ糖の割合も似ています。果物の場合、平均40%から55%が果糖からなり(果物により差はあります:例)リンゴ:65%、クランベリー:20%)、砂糖は50/50の割合です。
http://woman.mynavi.jp/article/130704-012/


要するにこのアホは, 南洋の土人は全員ガンで死んでると思ってる訳だなwwww


07. 2014年4月30日 23:23:27 : oKHx9W0oRg
>>05
現在の果物は品種改良を重ね糖度を増しすごく甘くしているので、
おなじものが古代にたらふく食えたわけではない。

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