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2歳児急死、火葬後届け出 東京女子医大 医師法違反か
http://www.asahi.com/articles/ASG4L75MVG4LUUPI005.html?iref=comtop_6_01
2014年4月20日05時23分 朝日新聞
東京女子医大病院(東京・新宿)が2月、首を手術した男児(当時2)が急死した4日後に警視庁に事故を届け出ていたことが朝日新聞の調べでわかった。遺体はこの間に火葬され、警視庁は事件性を調べるための司法解剖をできなかった。異状死の24時間以内の届け出を義務づけた医師法に触れる可能性がある。
病院関係者によると、病院は2月18日、男児の首のリンパ管腫を取り除く手術をした後、集中治療室(ICU)に移し、気道に呼吸用の管を通した状態で経過をみた。男児が動いて管が抜けるのを防ぐため鎮静剤による全身麻酔を実施。この鎮静剤はICUで人工呼吸中の小児への使用が禁じられていたが、継続的に成人の基準の約2・5倍の量を投与した疑いがあるという。
男児は21日に容体が急変し、午後8時ごろ亡くなった。鎮静剤の副作用で急性循環不全に至った可能性があるという。病院は22日に病理解剖をした後、遺体を遺族に引き渡した。遺体は24日、告別式を終えてから火葬された。病院は25日になって警視庁へ届け出た。
警視庁は業務上過失致死の疑いで捜査を進めているが、司法解剖をできなかった影響が出ているという。医師法違反にあたる可能性もあるとみて調べる。
病院関係者は「命に関わる手術でない上、禁忌の鎮静剤を過剰に投与している最中の事故であり、明らかに異状死だ」と指摘。医療事故に詳しい弁護士は「当事者である病院の解剖は公正さを欠く。遅くとも解剖時点では異状死の疑いに気づいたはずで、解剖から届け出まで3日かかったのは疑問だ」と話す。
病院側は「外部委員を含む医療安全管理特別部会で調査中」としている。同病院では2001年、女児が死亡した心臓手術記録を改ざんする隠蔽(いんぺい)工作が発覚している。(伊藤和也)
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〈異状死〉 医師は異状死と判断したら、24時間以内に警察に届け出なければならない。日本法医学会は1994年に異状死を「診療行為中または比較的直後の予期しない死亡」と定義したが、医師らから反発が続出。日本学術会議は2005年に「明確な過失かその疑いがあったときは届け出義務が課されるべきだ」と提言した。司法判断では「法医学的にみて普通と異なる状態で死亡していると認められる状態」とした08年の福島地裁判決がある。
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