03. 2014年4月20日 04:01:11
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治験は単剤、しかし現場の処方は薬理を無視した日本特有の多剤併用。 日本とヨーロッパではゼプリオン(Xeplion)。 アメリカではインベガ・サステナ(Invega Sustenna)という名前。 インベガ+インベガのデポ剤(ゼプリオン )では、死亡者が出ても何ら不思議はない。 明らかな犯罪行為。 ほとんど薬理的知識なく多剤併用を繰り返す日本の精神科医には、とうてい使える薬ではない。-------- アリスパパ 八咫烏(やたがらす)ブログ より ゼプリオン死亡事例の解説 事例1:併用薬アリピプラゾール,酸化マグネシウム,クエチアピンフマル酸塩,ニトラゼパム,ブロチゾラム まず基本として理解して頂きたいのは、統合失調症薬の使用用量は、D2受容体の60〜80%を占有する量が設定されているということです。ゼプリオンのインタビューフォームを確認したところこの薬も例外ではなかった。 次の画像は、服薬前のドーパミンD2受容体のようすと、ハロペリドール(セレネース)24rの服用した場合のドーパミンD2受容体のようすである。 ハロペリドールは常用量の2倍でほぼドーパミン受容体を完全ブロックすることが判る。 (画像 http://stat.ameba.jp/user_images/20140413/02/sting-n/2b/bf/j/o0300018112906880110.jpg ) つぎは、メジャー新薬のそれぞれの受容体の50%を占有するために必要なそれぞれの薬物の血中濃度である。 数値が小さいほど、少ない量でそれぞれの受容体を占有するということ。 これらの薬も、このD2受容体の40〜60%占有する用量が設定されているということ。 (表 http://stat.ameba.jp/user_images/20140413/02/sting-n/98/d9/p/o0425034512906878581.png) ちなみにゼプリオンはこの表で言うRisperidone(リスパダール)の代謝成分である。 リスパダールという薬は、リスペリドンという成分だけでなく、代謝成分もまた薬効があるということです。 この処方の問題点 1.併用薬の用量が分からないが、統合失調症薬3種が併用されていること。前述したように各薬剤の使用用量はドーパミンD2受容体を単剤で60〜80%占有する量が設定されている。明らかに過剰投与である。 2.併用されたアリピプラゾール(エビリファイ)は特に併用に向かない薬である。表にあるようにエビリファイのドーパミン受容体との親和性はけた違いで、他の薬を追い出してまで自分が結合する。つまり、治験で確認されている薬物動態とは全く違ったものになっている。 3.インタビューフォーム読んでいて重要なことに気が付いたのだが、この薬って水溶性で腎代謝の薬である。向精神薬の長期服用者は時間をかけて耐性作って行くが、そこにいきなり別代謝の薬が放り込まれたことになる。患者の体はそれに対応できなかったのではないか ***************************************************** 事例2:併用薬アリピプラゾール,クロルプロマジン塩酸塩・プロメタジン塩酸塩・フェノバルビタール,オランザピン 表を再度見て頂きたい、リスパダールやオランザピン(ジプレキサ)は、ドーパミン遮断より、セロトニンやヒスタミン、ムスカリンなどの遮断力の方が強い。横浜あたりで今回の件で患者から問い合わせが殺到している病院の院長がCP換算を守れば大丈夫だと言っているが、これら新薬はドーパミンのことだけ考えれば良い代物ではないのだ。 この処方の問題点 1.新薬3剤(ゼプリオン、オランザピン、エビリファイ)の併用。理解不能です。常用量が処方されていたとすれば完全な過量投与。 2.同上 3.同上 4.クロルプロマジン、プロメタジン、フェノバルビタールは合剤、あのベゲタミンである。クロルプロマジンは3剤と同じD2遮断薬、またクロルプロマジンとプロメタジンはフェノチアジン系の薬で他の薬の効果を倍増させる効果がある。フェノバルビタールはGABA神経系に作用する薬で、全ての神経を減弱させます。 死因は心筋梗塞CPK値は5548、正常値の10倍である。 *CPK値とは筋肉(心臓の指標) ****************************************************** 事例3:併用薬ハロペリドールデカン酸エステル注射液,オランザピン,ブロナンセリン,ラモトリギン,炭酸リチウム この処方は、統合失調症薬(新薬3剤)、それに双極性障害の鎮静薬ラモトリギンと炭酸リチウム、一体何の治療でしょうね。唯の鎮静でしょう。全部、中枢神経抑制剤ですから。 この処方の問題点 1.新薬5剤(ゼプリオン、オランザピン、ハロペリドール、プロナンセリン)の併用。理解不能です。常用量が処方されていたとすれば完全な過量投与。ハロペリドールとゼプリオンだけでD2完全遮断です。 2.同上 3.同上 4.炭酸リチウムとゼプリオンはともに腎臓代謝の薬、血中濃度、腎臓数値を測る必要があるがされていたかは不明。 *炭酸リチウムは一番致死副作用の多い薬 ****************************************************** 事例4:併用薬パリペリドン徐放錠,リスペリドン錠,炭酸リチウム,ビペリデン塩酸塩,メキタジン,ロラゼパム,トリアゾラム,エスゾピクロン,ピコスルファートナトリウム水和物,抑肝散,センノシド,テルミサルタン,アロプリノール,フェノフィブラート,メトホルミン塩酸塩,徐放性酒石酸トルテロジン
で、最後に極め付きです。 併用薬のパリペリドン徐放錠(インヴェガ)とリスペリドン錠(リスパダール)とこのゼプリオンは、同じ薬ですから!!!!! あと8例ほど事例のデータがあるが、これら死亡事例に単剤使用はなし。似たり寄ったりなので解説は止めます。 ところで、これ一人の医師がやったのですか?じゃなければ、日本にはこんなデタラメ医師が大勢いることになる。 まさか、誰もこれを正当化なんてしませんよね。 これ製薬会社の責任より、医師の責任の方が遥かに大きいです。 http://ameblo.jp/sting-n/entry-11821177669.html -------- 精神科医 笠医師ホームページ「毒舌セカンド」より
毒語臥床(349) <<相変わらず、精神医療につながれる子どもたち>> くどいけれど、繰り返し繰り返し訴えたい。 子供の被害者が次々に作られ、慢性薬剤障害への線路を走らされる。 13〜17歳で学校から繋げられて、 いじめ、不登校→登校刺激→解離性症状(幻聴や退行)→受診して統失診断→薬剤性精神病。 このコースが多く、発達気質が濃い場合や、女性が解離しやすい。 甲状腺機能正常、甲状腺抗体陽性も、一部に含まれる。 最近は、統合失調症じゃなく、双極性障害も流行ってきたが、 (抗精神病)薬漬けは、結局同じである。 ある子供は、不思議なことに、双極性障害と診断されて、 抗うつ剤3剤+エビリファイで、気分調整剤無し。 ある子供は、お決まりのジプレキサ+サインバルタ。 別の子供は、ジプレキサ+デパケンR。 そして、ある14歳少女は、リス、ロナセン、SSRIなどを使いまわして、 とうとう、ゼプリオンをうたれている。(すぐに生理が止まるだろう) http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201404_1.pdf これは、治療として使うんじゃなく、インヴェガの適量が定まった後の、 維持薬として使うものだが、この国の精神科医に持たせてはいけない凶器である。 訳も分からず使われるから、死者も出る。 新聞に15名とか21名とか出ているが、ご承知のように、氷山の一角である。 心不全として闇から闇へと処理される死亡退院(年間約1200人)は、薬害死がほとんどを占めている。 受診先は、国立の児童精神科、小児医療センター、大学病院、児童精神科クリニック・・ これでは、素人の誰もが一応は信じるだろう。 信じる者は救われない! 信じる者は殺される! http://dokuzetu2.ken-shin.net/l2885dokugogasyou-349.html |