http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/735.html
Tweet |
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130815-00000003-mai-soci
毎日新聞 8月15日(木)2時0分配信
国立がん研究センター(東京都中央区)を中心とする国際研究チームは、30種類のがんを対象に細胞の遺伝子の突然変異を調べ、がんの原因となる変異のパターン22種類を発見した。日米欧豪7カ国の患者7042人の遺伝子変異約500万個を網羅的に調べた成果で、大量の情報から新しい知識を導き出す「ビッグデータ」技術の医療への応用として注目される。今後、予防策の確立が期待できるという。15日付の英科学誌ネイチャー電子版で発表する。
がんは細胞の正常な遺伝子に突然変異が蓄積して起きる。研究チームは、7カ国の47専門医療施設の協力で大量の遺伝子データを収集。それぞれのがんで、どのような遺伝子変異の組み合わせがどの程度、がんの発症に関与しているのかを解析した。
その結果、がんを誘発する22種類のパターンを発見した。多くのがんは2種類以上のパターンが重なり合うことで発症し、中でも肝臓、胃、子宮の各がんでは6種類のパターンが重なって発症していた。変異のパターンのうち、一部は喫煙や加齢、紫外線などの影響で引き起こされていることが推定されたが、他の多くは原因が特定できていないという。
今後、生活習慣や発がん物質の影響などについて、患者データや動物実験を積み重ね、がんを誘発する遺伝子変異パターンを引き起こす原因やメカニズム解明を進める。国立がん研究センターの柴田龍弘・がんゲノミクス研究分野長は「各パターンと、生活習慣などとの関係を丹念に調べることで、がんが発生する仕組みの解明につながる」と話している。【渡辺諒】
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。