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2012/12/11 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
深刻な医師不足で団塊世代は病院で死ねなくなる――。
東京大学医科学研究所の研究チームがシミュレーションした日本の医師不足の結果が米科学誌のプロス・ワンに掲載され、注目を浴びている。
日本では、2010年時点で65歳以上の高齢者が23・1%に達した。それが35年には先進国で最高の38・7%となる。今後20年あまりで人口の4割が高齢者になるのだが、現状のままでは多くの人が医療を受けられなくなるという。
研究所が、35年の医師数や医師あたりの勤務時間、地域格差等を予測、それらのデータを2010年と比較したところ、医師数そのものは増加したが、医師不足解消には程遠いことがわかったのだ。
都道府県別の解析では、人口1000人あたり医師数は35年には増加する。
だが、医師あたりの死亡者数、医師勤務時間あたりの死亡者数では、医師増員にもかかわらず改善は見られない。悪化が見られるのは、埼玉・千葉・神奈川・愛知・大阪などの人口集中地域だ。関東地方がより深刻なのだ。
さらに、“老老医療”が問題になってくる。10年から35年に、総医師数が27万1897人から39万7290人へと46%増加するが、ほとんどが60歳以上の医師なのだ。60歳以上が155%増に比べ、60歳以下は18%増にとどまる。
東大医科学研究所の上昌広特任教授がこう危惧する。
「関東の病院はすでに閉鎖している病院も多く、大都市型の医療が崩壊しつつあるのです。医療を施す側も年老いている状況を見過ごせば、独居死が増えていく。医学部の数が少ないのも問題で、若い医師をもっと増やさないといけません」
病院に行けず、医者にもかかれずに死んでしまう時代がやってくるのか。
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