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2012年10月28日21時20分 読売新聞
現在使われている二つの日本脳炎ワクチン接種で、副作用が疑われるケースとして104人の発症が今年6月までに厚生労働省に報告されていることがわかった。
同省は31日に開催する専門家小委員会に報告し、ワクチンの安全性評価を求めるが、「副作用報告は医療機関などへの情報提供のために幅広く集めている。現段階で異常な事態とはとらえていない」としている。
同省によると、症状が出たのは、10歳未満か10歳代が大半で、主な症状はけいれんや発熱、嘔吐おうとなど。てんかんやアレルギーなど持病を持っている人もいた。大半が回復しているが、少なくとも数人に後遺症が残ったという。二つのワクチンは、2009年6月に導入された「ジェービック5」と11年4月からの「エンセバック」で、計1000万回以上、接種されている。発症者の内訳は、ジェービックが93人、エンセバックが11人。ジェービックを巡っては今年7月と今月、接種を受けた子供が死亡している。
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