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皮膚細胞から血小板作りに成功
動画 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120812/k10014224621000.html
8月12日 5時6分 NHK
皮膚の細胞に遺伝子を加え、出血を抑える血液の成分の「血小板」を作り出すことに慶応大学のグループが成功しました。
供給が不安定な輸血用の血小板を確保する技術につながると注目されています。
慶応大学医学部のグループは、比較的小さい負担で採取でき、短期間で増やせる皮膚の「繊維芽細胞」に注目し、この細胞を基に出血を抑える血液の成分の「血小板」を作り出す研究を行いました。
そして、別の細胞との比較から血小板に変化させるには特定の3つの遺伝子の組み合わせが必要なことを発見し、繊維芽細胞に加えた結果、12日後に50%の割合で血小板になることを確認したということです。
この血小板をマウスに投与したところ、実際に、出血を抑える働きがあったとしています。
血小板は、白血病などの治療で繰り返し大量に必要になることがありますが、献血に頼るしかないうえ、保存が難しいため、供給が不安定なのが現状です。
今回の方法は、あらゆる細胞になるiPS細胞を使う場合に比べ、効率的で、がん化するおそれもないとみられることから、研究グループは輸血用の血小板を確保する技術につながるとしています。
研究に当たった慶応大学の松原由美子特任講師は「安全性を確認する研究を進め、白血病などの患者が自分の皮膚から血小板の基を作って保存しておくシステムを一日も早く実用化したい」と話しています。
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