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株式日記と経済展望
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少子化の原因は晩婚化にある。女性の見掛けは若くても卵子は確実に老化して
不妊の原因となる。40代女性の不妊症の可能性は64%で出産の可能性は低い。
2012年2月16日 木曜日
20代の前半ですと6%の不妊症が、40代ですと、64%になります。
卵子は30代後半から急激に老化して不妊の原因になる。クローズアップ現代。
◆産みたいのに産めない 〜卵子老化の衝撃〜 2月14日放送 NHK
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=3158&html=2
今、増えているのが夫婦のどちらにも疾患がないのに妊娠できないというケースです。
クリニックでは、主な原因は卵子の老化だといいます。
「どうしてそんなひどい事を言うんだと思うかもしれません
でも卵子の若返りは不可能です
どんなに見た目が若く見えても 卵子は若返りません」
卵子の老化は、女性にとって避けられない現象です。
卵子は産まれたときから体の中にあります。
毎日作られる精子と異なり新しく作られることはありません。
年を重ねるほど卵子も年をとり、減り続けるのです。
卵子が老化すると体外受精をしても育たないケースが増えてきます。
35歳の人の受精卵です。
4つは細胞分裂を繰り返し成長していますが2つは途中で止まってしまいました。
学会によると35歳で不妊治療をした人のうち、子どもが産まれた割合は16.8%。
40歳では8.1%です。
こうした卵子の老化は、学校などできちんと教えられてこなかったのが実情です。
不妊治療に訪れて初めて知る人が後を絶ちません。
36歳女性
「卵自体も年をとるというのが 衝撃的というか びっくりしました」
35歳女性
「35年間 誰も周りからも教えてくれることなく 避妊についてだけしか学んでなかったので」
浅田レディースクリニック 浅田義正院長
「努力で乗り越えられない そういう壁があるんですね。
不妊治療でというとやっぱり年齢の壁というのが非常に大きいので同じ人が例えば5年前、10年前だったらなんの苦労もせずに妊娠してたんだろうなということは感じますよね。」
●“卵子老化”の現実 苦しむ夫婦
卵子の老化を知らなかったために、今、苦しんでいる女性が多くいます。
不妊治療を始めて4年目になる44歳の女性です。
これまで体外受精を20回以上行ってきましたが出産には至っていません。
かかった費用は700万円以上に上ります。
医師からは夫婦ともに異常はなく原因は卵子の老化しか考えられないと言われました。
44歳女性
「今までこんなに婦人科系で 具合が悪くなることもなかったので
結婚すれば子どもはできると思っていたので ショックを通り越して 奈落の底に突き落とされた感じ」
なぜ妊娠しやすい時期を逃してしまうのか。
この女性は関東地方で教師をしています。
仕事を覚えるのに必死だった20代。
夫と出会ったのは36歳のとき。
責任ある仕事を任され、休日出勤も頻繁にありました。
一方、夫も転職を考えていた時期でした。
結婚したのは40歳。
年を重ねても子どもはできると思い、仕事優先の生活を送ってきてしまったのです。
「もっと早く(卵子の老化を)知っていたら 主人も私も もっと早く結婚したのかもしれないし
とにかく子供を作らなきゃという気持ちにはなっていたんだろうなと」(中略)
ゲスト杉浦真弓さん(名古屋市立大学大学院教授)
私の所にも40代の患者さんたちがものすごく今、増加しています。
中にはいろんな事情で避妊をされた方たちもいらっしゃって、今の不妊治療、流産に直面して初めてそのことを強く後悔している、そういった方たちがたくさんいらっしゃいます。
20代の前半ですと6%の不妊症が、40代ですと、64%になります。
ですから、やはり20代が一番妊娠しやすいというふうに考えられると思います。
●知られていない 卵子の老化
卵子は胎児のときに最も数が多くって、そして50歳でゼロになるまで、どんどん減少していくんですね。
減少するだけではなくて、染色体という遺伝のもとになっているところの、過不足が年齢とともに増加してきます。
それによって、妊娠が成立しない、妊娠能力がどんどんなくなっていくということが起こりえます。
同じような原因で、染色体の異常によって、流産も、それから着床障害、そして受精の障害も起こってきます。
(卵子の老化が不妊の大きな要因になっていることを)社会が知らないんだと思います。
まず日本では、生殖に関する教育を全くしてこなかった。
高校の教科書にも、なかなかそういった不妊症ということばが出てこない、家族計画ということばは出てきますけれども。
それから一般の人たちは通常、メディアを通じてそういった不妊の知識などを得ているんですけれど、芸能人の方々、例えば45歳で出産するというニュースが流れると、自分も45歳で出産できるというふうに誤解をされる方が多いと思います。
避妊ですとか、性感染症のところが中心的になっている、そういう教育がされてきた結果かなと思います。
●ハードルが高い体外受精
私たちにとっては、(体外受精で出産した方、35歳で16.8%、40歳で8.1%というのは)常識的な数字なんですけれど、一般の方たちは、例えば体外受精というのは、非常にハードルが高いんですが、その体外受精さえすれば、出産に至るというふうに、体外受精さえすれば100%妊娠できると、魔法の治療だというふうに勘違いをされてる方もたくさんいらっしゃると思います。
ですから、魔法の治療と思っていた治療にやぶれて、うまく妊娠ができなかったときに、非常に傷ついておられる方たちも、たくさんいらっしゃいます。
(卵子を凍結しようという)そういったお気持ちは、よく分かるんですけれど、ただ、まだまだ妊娠が確約された治療ではありませんので、現実的なものではないと考えられたほうがいいと思います。(後略)
(私のコメント)
{株式日記」の読者は多くが男性だと思うのですが、先日のクローズアップ現代では、女性にとっては非常に衝撃的な特集をやっていました。最近では晩婚化が大きな流れになっていますが、30代後半からの結婚・出産は不妊症のリスクが高くなると言うことです。最近では30歳前後に結婚する女性が多くなり、そうなると妊娠する確率が高い期間は数年しかなく、一人か二人の子供しか産めない。
NHKデーターを客観的に見ても、30代後半では女性の3人に1人が不妊症であり、40代だと3人に2人が不妊症と言うことになる。世の中には不妊症で悩む夫婦が多いが、主な原因は卵子の老化にあり、たとえ妊娠しても流産になる可能性が高くなる。卵子が老化すると細胞分裂が順調に行なわれなくなり、体外受精などの治療法もありますが、卵子そのものが老化していると成功の可能性は少ないと言う事です。
世の中の流れとしては、晩婚化や高齢出産が当たり前のような風潮が目立っていますが、卵子の老化による不妊のリスクを考えているのだろうか? 確かに芸能人で40代の結婚や出産のニュースがあると、晩婚化や高齢出産を選択する女性が多くなることが考えられますが、最近の女性は見た目は若くても卵子そのものは老化は避けられない。
その結果として不妊に悩む夫婦の増加が多くなる。もちろん不妊の原因は女性ばかりでなく、男性も精子の希薄化で妊娠できないことも多くなるから、男女とも高齢だと妊娠出産の可能性はますます低くなる。だから最近の晩婚化の傾向は少子化の大きな原因の一つであり、やはり女性の場合は20代で結婚すれば不妊の可能性は6%で低い。20代前半で結婚すれば3人4人の子供も可能ですが、30代の結婚では一人か二人がやっとだろう。
最近の女性の初婚年齢は28,5歳になり1970年代の24歳から5年近くも晩婚化が進んでいる。やがては30歳代での初婚が増えれば三組に一組が不妊と言う確率だから少子化に拍車がかかる。卵子の老化と言う問題はクローズアップ現代で始めて知ったことですが、老化が進むと細胞分裂が不活発になり流産の可能性も高くなる。
こうして見ると、倖田來未の「羊水が腐る」発言騒動はあながち見当外れではなく、羊水の代わりに卵子の老化と言っておけば間違いではなかったと言うことになる。この発言で「不妊に悩む女性が多いのに不見識だ」と言う批判が高まって、倖田來未は半年も仕事を自粛しなければならないほどの騒ぎになりました。
確かに30代以上の女性が聞けば、「羊水が腐る」と言う発言は許せないだろう。しかし晩婚化や高齢出産は不妊や流産に繋がると言うことはなかなか言えない事だ。最近は栄養状態が良くなって30代の女性でも若く見えるし出産適齢期も広がったかのような報道も見られますが、卵子の老化による不妊の確率が高くなることは避けられない。体外受精も卵子が老化していたら成功率は低くなる。
記事にもあるように体外受精すれば100%妊娠できると思い込んでいる女性が多いようですが、記事によれば「体外受精で出産した方、35歳で16.8%、40歳で8.1%というのは)常識的な数字なんですけれど」とありますが、医学の進歩でも不妊治療の成功率は高くない。確かに40代で出産したと言う芸能人のニュースがあってもそれはごく少数派なのだ。
身の回りに30歳近くになってもまだ結婚していない女性がいたら、確かに「羊水が腐る」と言うのは過激ですが、卵子が老化して体外受精しても成功率は低いことは教えてあげるべきだろう。もしまだ20代の彼女がいる男は強引にでもホテルに連れ込んで妊娠させてあげるべきだろう。彼女が30代で結婚すれば3組のうち1組に子供が出来なくなる。
最近では出来ちゃった婚が流行りですが、20代の若い女性を妊娠させなければ30歳過ぎての結婚はそれだけ不妊リスクが高くなる。女性の社会進出と高学歴化は晩婚になりやすい。子供は作らない覚悟があれば別ですが、やはり晩婚はできるだけ避けるべきだろう。20代ならば不妊症は6%に過ぎないからだ。それが40代女性の不妊症は10倍の64%になってしまう。
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