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抗がん剤がアルツハイマー病に効果―マウスの実験で   
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投稿者 びっくりカメラ 日時 2012 年 2 月 12 日 13:50:16: J0cB34o5BCnvo
 

抗がん剤がアルツハイマー病に効果―マウスの実験で
2012年 2月 10日
WSJ http://jp.wsj.com/Life-Style/node_390428?mod=MostPopularBlock

アルツハイマー病のマウスに抗がん剤を投与したところ、精神機能や社会生活能力が改善し、嗅覚が回復した。ヒトのアルツハイマー病に対処する新たな道が開かれる可能性がうかがえる。

■アルツハイマーの症状のあるマウスが、皮膚がんの治療薬を投与され、巣を作れるようになった
アルツハイマー病は脳にアミロイドベータと呼ばれるタンパク質が蓄積することと関係があるとされる。今回の研究では、ベキサロテンという皮膚がん治療薬がアルツハイマー病のマウスの脳から数日間でアミロイドベータを除去したことが分かった。この結果は米科学誌サイエンスに掲載された。ベキサロテンは米国ではタルグレチンという名称で販売されている。タルグレチンは日本のエーザイが買収し販売している。

全てのヒトの脳はアミロイドベータを生成するが、健康な脳が効率的にアミロイドベータを除去できるのに対し、アルツハイマー病患者の脳はそれができない。この結果生じるアミロイドベータの蓄積が、アルツハイマー患者で見受けられる学習機能や記憶機能の低下をもたらすと考えられている。

アルツハイマー病の問題は、高齢化が進んでいる国々で深刻になっているが、効果的な治療法はまだ見つかっていない。現在使われている薬は短時間しか効かず、症状を軽減するにとどまっており、病気の進行を止めるものではない。長年にわたり数種類の治験薬の後期臨床試験が行われているが、成功していない。

論文の共同執筆者である米ケース・ウェスタン・リザーブ大学の神経科学者、ゲーリー・ランドレス博士によると、今回の研究ではこれまでの研究と全く違ったアプローチを取った。研究チームの手法は、同氏いわく、脳からアミロイドベータを除去する上で、「自然が通常行うことを支援する」方法だという。

科学者たちの間では、アポリポタンパクE(アポE)と呼ばれるタンパク質が「ゴミ捨て部隊」としての働きをして、アミロイドベータの分解を助けることが知られている。ランドレス博士は、脳がより多くのアポEを生成できるようになれば、アミロイドベータの分解が促進されるだろうと考えた。

そこで同博士はベキサロテンに着目した。ベキサロテンはアポEの作用を助けるタンパク質を活性化することで知られる経口薬だ。同博士は2009年、研究室に新しく入ってきたばかりの大学院生に対し、「アルツハイマー病マウス」に同薬を投与するよう依頼した。すると、「3日後には、脳のアミロイドベータがほぼ消えていた」という。その当時を振り返って、同博士は「前例のないことだった。だから最初は院生が実験を台無しにしてしまったのかと思った」と語った。

今回の研究で、ランドレス博士のチームは100匹以上のマウスを対象に同じような試験を行った。アルツハイマー病のような症状を示すマウスにこの薬を投与すると、マウスの認知機能、社会的機能、それに嗅覚的機能は急速に改善した。嗅覚がなくなり、方向感覚がなくなって、衰弱することがあるのは、アルツハイマー病の最初の兆候の1つだ。

健康なマウスは通常、自分のいるケージ(かご)の中に散らばったペーパータオルの切れ端を集め、それを使って巣を作る。アルツハイマー病のマウスはそういった行動をみせない。研究では、アルツハイマー病のマウスに同薬が投与されると、巣を作るようになったという。これは認知機能改善の兆候だ。この効果は研究チームが観察をやめるまで最長3カ月間持続した。

この研究成果について、米ピッツバーグ大学でアルツハイマー病の研究を行っている神経科学者レーダ・コルダモバ氏は、ベキサロテンが皮膚がん治療薬として安全であることが分かっているため、「アルツハイマー病患者に試す価値があるかもしれない」と語った。同氏は今回の研究には関わっていない。その上で同氏は、この薬のアルツハイマー病に対する効果は、まずヒトを対象とした試験で立証されるべきだと語った。ヒトの試験では、マウスでの結果通りにならないことはよくあるためだ。

タルグレチンの特許は今年失効し始める。これは、製薬会社各社がアルツハイマー病治療薬候補としてベキサロテンに飛びつくのに及び腰になっている理由の1つかもしれない。

ベキサロテンがアルツハイマー病治療薬として承認されるのはもちろん、「適応外使用」の準備が整うのでさえも、ずっと先になる。適応外使用とは、承認された目的以外で医薬品を処方することだ。ランドレス博士は最初のステップとして、十数人の患者を対象にした安全性の試験を行う計画だ。  

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コメント
 
01. 2012年2月29日 14:22:52 : pu2WbBypWI
抗癌剤ががんに効かないどころか、副作用で命を落とす事は今や常識でしょう。医者から抗がん剤を使わないと3か月で死ぬと言われましたが「拒否」しています。もう、半年経ちますが問題ありません。今度は、アルツハイマ−で儲けるつもりですね。がんには抗がん剤は効きません。

02. 2012年3月31日 00:49:22 : YORbWRr5d6
抗がん剤は成分を調べて打ちましょう。(劇薬)(猛毒)
俺は打たないが。

03. 2012年5月06日 21:17:56 : 4QNZ1Y02gs
01さん 生き抜いてください。
そして抗がん剤の害毒を世に知らしめてください。

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