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(回答先: ES細胞臨床試験、先頭走る米ジェロン社が撤退 投稿者 ドキッ!プロ奴隷だらけの水泳大会 日時 2011 年 11 月 16 日 11:12:24)
万能細胞を活用した実験が細胞レベルでは期待が持てる効果性も見せているが、生身の身体では関門がありまだまだ難しいのかも知れない。
“副作用などの問題は起きていないが、今のところ効果が出た兆候もない”から、まずは、“効果は少し見られたが、問題も起きた”にどう進んでいくかだろう。
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ES細胞、事業化難しく 米ベンチャー1年で治験撤退
世界に先駆けて胚性幹細胞(ES細胞)を使った臨床試験(治験)に取り組んできた米バイオベンチャーのジェロンが、再生医療から撤退することになった。1年余りでの方針転換に、事業化の難しさが改めて露呈された。同社は万能細胞に関する重要な特許をいくつも保有しており、その譲渡先に日本の研究者らも関心を寄せている。
ジェロンは2010年10月から全米の大学病院で、交通事故などで脊髄を損傷した4人の患者を対象に治験を実施してきた。ES細胞から神経を保護する細胞を作製し、投与する。安全面では副作用などの問題は起きていないとしてきたが、「今のところ効果が出た兆候もないようだ」 (東京女子医科大学の大和雅之教授)。
1年で撤退する背景について、京都大学の山中伸弥教授は「(今年2月に就任した)新最高経営責任者(CEO)の方針で、がん治療薬開発へ特化したいという理由からの決断だろう」と話す。
ジェロンが持つ特許の行方を気にかける声も出始めた。万能細胞を各種細胞に分化させる技術で数多くの特許があり、世界で最初に山中教授が作製したiPS細胞(新型万能細胞)を使って再生医療を実現する際にも不可欠。譲渡先次第では、今後の万能細胞を使った再生医療に少なからず影響を与えかねない。
大和教授は「ES細胞を使った網膜の再生医療を試みる米アドバンスト・セル・テクノロジーやファイザーなどが関心を示すだろう」と解説する。
[日経新聞11月21日朝刊P.11]
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