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ここ2日ばかり、「イレッサ」についてニュースになっているので、安保徹の著書「免疫革命」から当該箇所を紹介しておこう。
P108より引用開始
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抗がん剤治療の問題点を象徴するイレッサ
2002年12月以来、副作用によって多数の死者をだし、物議をかもしている肺ガン治療用抗ガン剤イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の問題は、抗ガン剤治療の問題点を象徴しているように思われます。
イレッサは、ガンを小さくする力が強く、さらに、抗ガン剤治療につきものの白血球の激しい副作用が少ない「夢の治療薬」として、エイズ治療薬をのぞけば、異例のスピードで承認されました。経口薬であるという手軽さもあって、たくさんの患者の期待を集めたようです。しかし、2002年7月に発売して半年もたたないうちに120人を超える死者をだしています。イレッサで死亡した患者たちのおもな副作用は、間質性肺炎というもので、これは肺胞の間の組織である間質に炎症が起こるものです。息切れがし、呼吸が苦しくなり、咳が止まらないというのがその症状で、ひじょうに苦しいものです。
イレッサは、世界に先駆けて日本の厚生労働省が最初に承認しました。厚生労働省は、薬品の認可に時間をかけすぎているという批判を受けて、いちはやくスピード認可をしたのです。報道によれば、アメリカの承認審査を控えた製薬会社が、イレッサの副作用を実際よりも軽く報告していたとか、副作用の報告を控えていたという問題もあったようです。また、イレッサはほかの抗ガン剤治療を受けたことのある肺ガン患者および手術不能、あるいは再発した肺ガン患者を対象としている薬なのに、じっさいには、大腸ガンや乳ガン、膀胱ガンや脾臓ガンの患者にも服用者がいたことがあらわになりました。患者から必死に乞われたために、医師の側で断り切れなかったケースもあったようです。
しかし、こうした問題はどれも、私には表面的な問題に思えます。きちんと認識しなければならないのは、ガンの縮小はガンの治癒ではない、ということです。イレッサが目標としているのは、ガンの縮小です。しかし、ガンが小さくなることがつねに治癒への道であるとは限らないのです。それは、ガンとともに、体中の細胞組織の再生が抑えられている証かもしれないのです。
また、先にも述べましたが、ガンは、交感神経緊張状態から免疫力が弱まり、顆粒球が増えた結果、組織破壊が過剰になって起きたものです。万が一、まったく副作用なくガンの部分だけを取り除くことができたとしても、発ガンを促した交感神経緊張状態を、生活全体を視野に入れて改善しなければ、また発ガンする危険性が大いにあります。
イレッサは、ガン細胞が増殖を促す因子であるタンパク分子にだけ働いてガンの増殖を止め、小さくしていくという薬で、「分子標的薬」とよばれる新しいタイプの抗ガン剤です。ガン細胞が出すタンパク分子だけを標的としているから、ほかの組織を攻撃することがない、というふれこみでした。しかし、現実には短い期間にこれだけの副作用が起こっています。もちろん、イレッサを服用してガンが小さくなり、副作用もほとんどでていないという患者もいるようですが、そうした人たちについても、服用から数年単位で、これからどういう経過をたどっていくのかを見極めていく必要があるのではないかと思います。じっさいに、イレッサを数クール服用してガンがみえなくなったと喜んで退院したら、その数週間後には肺繊維症を発症して亡くなったというケースも耳にしています。肺繊維症を起こすくらいですから、リンパ球は10パーセントを下回っていたのではないかと推測します。イレッサが効いたという患者は、ガンが小さくなったと退院した後で、まもなく亡くなってしまったという患者が高い比率で出現している可能性も否定できないのではないでしょうか。きちんと調べていく必要があると思います。
イレッサの件を耳にして、残念に思うことがあります。イレッサは、肺ガン用の抗ガン剤ですが、一般的に、「肺ガンは治りにくい悪性のガンである」と思っている人が多いようです。たしかに、肺は組織が細かく枝分かれしているために、手術が難しい臓器です。だから一般の人々は、「肺ガンになったらもう打つ手は限られている」と思いがちなのでしょう。しかし、免疫療法の目から見れば、じつは、肺がいちばん治療が簡単なのです。なにしろ、胸を張って深呼吸することが、即、治療につながっていくからです。肺ガンの患者にこそ、すぐにあきらめたりしないで、生活全体の改善にとりくむ免疫療法を知ってほしいと思います。
以上述べてきたように、今回のイレッサの問題は、抗ガン剤のかかえているさまざまな問題を多面的にはらんでいますから、ことにようると、今後のガンの医療の方向に、少なからず影響を与えるのではないかと思っています。いわゆる抗ガン剤離れを促す可能性もあるのではないか、と考えています。
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引用終了
阿修羅など、ネットに親しんでいるムキには、まさか親族にガンの三大療法などやっている御仁はおらんやろが。以下、わては文章能力が希薄なので思いついたことを箇条書きにしておく。
★ 歯やら、鼻、胃腸、循環器、ガンにいたるまで原因は、ストレス、働き過ぎ、薬漬けという。慢性病の七割方はそれによるリンパ球不足。そして、このようなわかりやすい理論を知る人も少数派というんだから驚くやら気味が悪いやら。
そのわけは、西洋的医療、現代薬などの医療産業はカネがあるので、マスコミも悪しきは報ぜず良きは大々的にという傾向があり、いっぽうで民間療法はその逆に報じられる。東洋療法も疎んじられる。と、そういうことだろう。
★ 患者にも責任がある。自分の病なのにヒトに頼り切り。病院に行ったら薬をもらわないと、そして痛みを治してもらわないと満足できない。病院側も薬を出したり対症療法をすれば儲かるし、患者には満足してもらえるという事情がある。
★ 官僚も製薬業界のために働くので保険適用をあれもこれも認可してしまう。その薬が国民を難病に追いやっても何の痛痒もないだろう。
★ 本当にマスコミが国民のために働き出したら医療保険制度は逆の意味で崩壊するかもしれない。慢性病には免疫療法東洋医療が主流となり、医療にかかるカネが大幅に減ってしまうから、、、食えなくなるひとも出るだろう。国民が健康的にすごせるようになるのならそれもいたしかたないのではないか。保険料も減ることだしね。
★ しかし現状ではマスコミは国民を欺き続けるだろうから愚民は薬や誤った知識で病に苦しみ続けるだろう、製薬会社さん、その後ろにいる軍需産業、石油産業の皆さんご安心ください。そうです。日本人の多くはマスコミ、つまりあなた方の手下を盲信してますだ。
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