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<米下院>廃止法案を可決 医療保険改革法
毎日新聞 1月20日(木)10時52分配信
【ワシントン古本陽荘】米下院は19日、オバマ大統領が内政上の最優先課題として昨年3月に成立させた医療保険改革法を廃止する法案を賛成245、反対189の賛成多数で可決した。
改革法の廃止は、下院で多数党となった共和党が昨年11月の中間選挙の公約として掲げていたもの。象徴的な意味合いはあるものの、与党の民主党が過半数を握る上院で可決される可能性はなく、廃案となる見通し。
採決では共和党全員に加え、民主党議員3人も賛成に回った。
ベイナー下院議長は「廃止は我々の公約だ。この法律は財政支出を拡大し、増税につながり、職を奪うものだからだ」と訴えた。
一方、オバマ政権側はホワイトハウスのホームページなどを通じ、「廃止された場合は保険料の高騰につながる」などと反論している。
国:アリゾナ州銃乱射 背景に政治対立激化 医療保険改革巡り、脅迫・襲撃頻発
【ワシントン小松健一】米アリゾナ州トゥーソンで8日、民主党のガブリエル・ギフォーズ連邦下院議員(40)の政治集会で銃が乱射された事件は、医療保険改革や移民問題などを巡り、深刻化する政治対立と社会的価値観の分断が背景にあるとの見方が広まっている。乱射事件の動機は不明だが、連邦議員を狙った銃撃事件は過去30年以上例がなく、オバマ政権と議会の民主、共和両党は衝撃を受けている。
ギフォーズ議員は今も集中治療室に入っているが、「手を握って」などという指示に反応し、コミュニケーションが可能だという。
オバマ大統領は事件後に声明を出し、10日午前11時(日本時間11日午前1時)に犠牲者を追悼し、ギフォーズ議員の回復をともに祈ろうと国民に呼びかけた。大統領は11日に予定していたニューヨーク出張を取りやめた。
下院多数派の共和党指導部は8日、医療保険改革法撤回法案の採決(12日)を含む当面の審議日程を延期することを決めた。
米国では、オバマ政権が推進した医療保険改革を巡って09年夏以降に論争が過熱。賛成派の議員には脅迫状が送りつけられたり、議員事務所の窓ガラスが割られる事件が頻発した。ギフォーズ議員も狙われた一人だ。
テレビでは保守系とリベラル系の二分化が進み、非難の応酬を展開する。75〜87年に民主党上院議員を務めたゲーリー・ハート氏は米メディアに「政治を巡る発言がどんどん過激になっている。それが事件を招いた」と憂慮した。
事件を受けて、民主党内ではギフォーズ議員を非難してきた茶会運動への反発が強くなっている。特に、茶会運動の人気政治家であるペイリン前共和党副大統領候補がやり玉に挙がる。ペイリン氏は、ギフォーズ議員ら20人の民主党議員を公職から排除すべきだと主張。ウェブサイトで各議員の選出州の地図に銃の照準器(スコープ)をデザインした「攻撃マーク」を付けて批判していた。対立をあおる言動が目立つペイリン氏については「政治的なダメージは避けられないだろう」(議会スタッフ)との指摘も出ている。
一方、共和党は事件が政治的逆風とならないよう議会運営を図りたい意向だ。ベイナー下院議長(共和党)は「一人の議員に対する攻撃は、我々議員全員への攻撃だ」との非難声明を出し、民主党との連帯を強調した。
「コメント」
これは、重要な問題だ。医療を受ける事が出来ない住民がいる事を忘れている。アメリカの上院議院に期待し、大統領は拒否権使用すれば良い
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