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村上春樹が自らの知能指数を公表した愚著「IQ84」。
同じく、オーウェルの愚著「1984年」世界の現実化を目指して厚労省が始めたレセプトオンライン化。レセプトオンライン化は当初完全義務化であったが土壇場になって原則義務化になった。その期限が2010年12月であった。
レセプトオンライン化の実態をごらんあれ。
1.レセプトオンライン化の実施率(大阪府)。
医科84.6%
歯科13.5%
調剤96.1%
歯科だけが飛び抜けてレセプトの1984化に反対である。
というより、医科薬科はレセコンの買い替えができたわけだが、赤字の保険点数を押し付けられて搾取され続けている歯科はレセコンの買い替えができなかっただけか。
2.通信回線にセキュリティーはない
オンライン回線に接続すると、接続している他医院のファイルが見えてしまうそうである。
ホントお笑い。
3.患者名が正確に入れられない。
手書きレセのとき、古いレセコンでは患者さんの旧字体などを苦労して漢字コードから拾い出して入れないと、漢字が古い字体になっていないからとレセプトを受け付けてもらえなかった。
オンライン化になると逆に古い字体の漢字は入力できなくなったそうである。
レセプトオンライン化で使っている役所のコンピュータは、新字体しか使えないらしい。仕方なくカナで入れたら患者さんから漢字をチャンと入れてくれとクレームがくるそうだ。
お役所は経費削減のため、今どき、中古リサイクル品サーバーでも使っているのだろうか。
患者の名前さえろくに書けんような、患者をバカにしたコンピュータ。そんなもん入れる役所は腐っちゅう。
4.歯科記号が使えない。
歯科記号はJIS第4水準に入っていると教えてもらった。オンライン化のコンピュータはJIS第4水準に対応していないそうだ。医療現場に歯科記号対象外のコンピュータを入れる役所の気がしれん。もっとJIS規格を勉強しなはれ。
歯科は、コンビニより多いんだっせ。そんなとこ けちりなはんな。
歯科の普及率13.5%もうなずける。
5.半角英数を受け付けないシステム。
レセプトの提出期限は10日である。10日ぎりぎりににオンライン請求しようとするデータに不備があるため受付不能とメッセージが帰ってきたそうだ。そのメッセージは不親切なもので、何が何だか判らんかったそうだ。お偉い厚労省のお役人様の電話はもちろん時間外でつながらない。
いろいろ調べてすったもんだの揚げ句、摘要欄の半角英数字を、長ったらしい日本語に変えると治ったらしい。12時過ぎてしまったため提出できんかったそうな。
ホンニばかばかしい事を強制なさる。
6.保険資格のチェックのできないシステム。
お医者さんに行ったら、最初は仕方ないにしても毎月毎月保険証を見せないとダメである。
レセプトオンライン化になっても厚労省の屑サーバーはそのチェックをしてくれない。
患者さんは毎月のチェックで不機嫌になるし、資格誤りがあると医院のほうに診療報酬が入金されない。ただ働きである。
何の為のオンライン化なんでしょうかね。
7.厚労省の検察機能の強化
オンライン請求になってから、今まで請求できていた治療が認められない事が出てきたそうである。治療に融通が利かなくなる。
患者さんにお願い。 これから、「この治療はこの検査をしないとできません」とか、「この病名ではこのお薬は出せません」とか言われても、お医者さんのせいでなく、こんな厚労省と厚労大臣を選んだんだからとあきらめて下さいね。
この頃、厚労省からやって来る書類の差し出し先はどの書類も全て「監査・指導科」になっていますので、怖くて書面どうりの治療しかできません。
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