★阿修羅♪ > 医療崩壊3 > 286.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
免疫学者の多田富雄東京大名誉教授【山崎康彦氏:小泉構造改革の犠牲者であることを隠蔽した朝日報道】
http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/286.html
投稿者 傍観者A 日時 2010 年 4 月 21 日 19:35:22: 9eOOEDmWHxEqI
 

http://www.asahi.com/obituaries/update/0421/TKY201004210271.html
免疫学者の多田富雄さん死去 能楽にも深い関心
2010 年4月21日15時1分

 国際的な免疫学者で、能楽にも深い関心を寄せた東京大名誉教授の多田富雄(ただ・とみお)さんが21日、がん性胸膜炎で死去した。76歳だった。葬儀は近親者で行う。「しのぶ会」は6月18日午後6時30分から東京都千代田区丸の内3の2の1の東京会館で開く。喪主は妻式江(のりえ)さん。

 多田さんは千葉大医学部卒。74年、同大医学部教授に、77年、東大医学部教授に就任。東京理科大生命科学研究所長などを務めた。81年度の朝日賞を受賞、97〜07年度には朝日賞の選考委員も務めた。84年の文化功労者。

 体内に侵入したウイルスや細菌などから身をまもる免疫細胞のひとつ、T細胞には、異物を攻撃するアクセル役のほかに、ブレーキ役があり、両者でバランスを保って暴走を防いでいることを明らかにした。免疫の働きが強すぎると、自分を攻撃する自己免疫病につながってしまう。これらの研究成果を一般向けに解説した「免疫の意味論」は93年第20回大佛次郎賞に選ばれた。

 青年時代から能楽に関心を寄せ、時に自ら小鼓を打った。脳死移植や原爆などをテーマにした新作能を次々発表した。

 01年に脳梗塞(こうそく)で倒れ、重い右半身まひや言語障害といった後遺症を抱えたが、リハビリを続けて左手でパソコンを打ち、朝日新聞文化欄に能をテーマに寄稿するなど、意欲的な文筆活動を続けていた。


以下、山崎康彦氏の論説。

http://twitter.com/chateaux1000
日本が世界に誇る免疫学者多田富雄先生が本日亡くなられました。朝日新聞は【免疫学者の多田富雄さん死去、能楽にも深い関心】http://www.asahi.com/obituaries/update/0421/TKY201004210271.htmlと報じていますが多田先生が「小泉・竹中構造改革」の犠牲者であり「弱者切り捨て」を徹底的に批判していた事は一切書いてません。 約1時間前 webから

多田富雄先生は脳梗塞を患い右半身麻痺など重度の機能障害を患い懸命のリハビリをしていましたが突然治療打ち切りを宣告されました。小泉内閣が「構造改革」の名目で医療費を年間2500億円削減したため厚労省がリハビリ医療に上限日数を設けたためでした。生きる証であるリハビリが奪われたのです。 約1時間前 webから

chateaux1000
リハビリを打ち切られた多田富雄先生は他の多くの患者さんと同じく小泉内閣に殺されたようなものです。2008年1月1日JanJanに投稿しました記事【「小泉構造改革」は弱者を見殺しにする】
http://www.news.janjan.jp/living/0801/0712308210/1.phpをお読みください。多田富雄先生のご冥福をお祈りします。 42分前 webから


http://www.news.janjan.jp/living/0801/0712308210/1.php
「小泉構造改革」は弱者を見殺しにする
山崎康彦2008/01/01

日本が世界に誇る免疫学者・多田富雄さんは脳梗塞を患い、右半身麻痺など重度の機能障害を患い、懸命のリハビリ中、突然治療打ち切りを宣告されます。厚労省がリハビリ医療に上限日数を設けたためでした。多田さんは各方面に呼びかけて48万人の署名を厚労省に突き付けるのですが、事態は全く改善されません。
日本 医療 NA_テーマ2
 多田富雄さんと言う方をご存知でしょうか? 多田富雄さんが出版された『私のリハビリ闘争』(青土社)を読んで、私は怒りと悔しさで涙が止まりませんでした。

 多田富雄さんは日本が世界に誇る免疫学者です。1971年に発表した「サプレッサーIT細胞」の発見は、ノーベル賞級の業績と賞賛されています。また、能楽にも造詣が深く、数々の新作能の作者としても知られています。

 多田さんは2001年5月に脳梗塞を患い、右半身麻痺と嚥下・発声障害の重度の機能障害を患いますが、懸命のリハビリの結果、執筆活動ができるまでに機能が回復していました。ところが昨年3月、東大病院でリハビリを受けていた多田さんは、突然信じられない通知を医者から知らされました。

厚生労働省が保険診療報酬の改定を行い、リハビリ医療に上限日数を設けたのです。そのため、脳梗塞の後遺症患者は発病から180日を上限としてリハビリ治療の打ち切りが決定された、との通知でした。

多田さんは、発病からすでに180日を軽く超えていたので、もはや1回のリハビリも受けられなくなってしまったわけです。それまで多田さんが受けていたリハビリは、理学療養師と言語聴覚師について、それぞれ週2回ずつ治療を受け、身体能力が穏やかに回復していたのです。多田さんにとって、リハビリは生きることそのものでした。リハビリを取り上げられることは、即、死を意味しました。

このリハビリ打ち切りの第1の犠牲者は、世界的な社会学者の鶴見和子さんでした。鶴見和子さんは、リハビリ打ち切り後、急速に機能を失い、前からあった癌が悪化して、リハビリ打ち切り2ヶ月後の昨年7月30日に亡くなられました。リハビリ打ち切りが彼女の死期を早めたのは確かです。

また、水俣病を告発し、「公害自主講座」で有名な東大の宇井純さんも、退院後のリハビリを制限され次第に弱って、命を落としたといわれています。

 多田さんは「このようなことが堂々とまかり通る社会は、弱者を平気で犠牲にする社会であり、戦争に突き進んでしまう社会に直結する」との思いで、猛然と「リハビリ打ち切り反対」の運動を1人で始めました。不自由な左手1本を使って、たくさんの原稿を書き、新聞や雑誌に投稿し、またインターネットを使って反対の署名運動を展開し、48万人の反対署名を集め、厚生労働省に突きつけました。

厚生労働省が医療費削減のために行った「医療改革」は、この「リハビリ打ち切り」以外に、身障者の自立を妨害する「身障者自立支援法」や長期入院を許さない「療養病棟の廃止」などがあります。すべては弱者を見殺しにする「小泉構造改革」の結果で、冷酷な本性が現れています。

 この本の中で許せないと思ったのは、厚労省の水田邦雄保険局長や原徳壽医療課長など官僚の態度です。48万人の反対署名や多くのリハビリ専門家から「リハビリ打ち切りの白紙撤回」を迫られた彼らは嘘の答弁を繰り返します。最後には「リハビリ打ち切り」を撤回せずに、「利用者を医療保険から介護保険へ丸投げ」しようとしました。

 見かねた中医協の土田武史会長が、07年3月に見直しを指示しました。しかし、狡猾な厚労省の官僚は、再改定の中に「日数制限を緩和した場合、医療費の総額が増えないように診療報酬の逓減制」という毒針を仕掛けたのです。再改定後は141日から医療機関の診療報酬が減額されるので、より早くリハビリを断る事例が出てくるのです。

 多田さんは本の中(p.100)で以下のような鋭い指摘をされています。
 【私は、こうした弱者切捨ての政策の背後には、巨大な医療資本の影を見る。国民皆保険制度が崩壊した後、儲かるのは誰かと考えると、今立ち行かなくなった国立病院などを安く買いあさっている、医療資本が顔をのぞかせている。保険制度が崩壊して、一部の裕福な人たちが、特権的な先進医療を享受する社会をめざしているとすれば、難民が出るくらいなんでもないのかもしれない。後は外資系保険会社が、甘い汁のおこぼれに預かるだけだろう。
 背筋の凍る筋書きである】
◇   

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年4月21日 21:15:11: gOaAGQNWPw
以下は、2005年に小泉改悪に対して投稿したものである。
本文と重複する部分は御諒承願いたい。

日本人の生命の危機。生かすも殺すも外資系保険会社の思いのまま!!


ここでは、問題の提起と現状の分析を簡単に列挙するだけにしたい。

医療現場における品質保証の導入(ISO9000のようなもの)と
混合医療の推進。そして外資系保険会社の医療支配。

 年金制度の破綻宣伝と外資系保険会社の跳梁跋扈は対である。
 年金制度は真面目にやれば破綻しないのだが、目的は別にある。
 つまり、国民の不安を煽ることである。

 これは最終的に以下の状況にするための布石である。
 (BIS規制を思い出そう)

 現在の外資系保険会社の侵略の目的の一つは、健康保険によって
 守られている医療環境を支配することである。

 健康保険制度を民営化。
 手始めに混合医療を推進する。
 ここに、民間保険をかませる。(アメリカの医療保険制度のように)
 次に、ある程度大きくなったら、治療方針、現場の決定を支配する。
 つまり、保険会社の許可の無い治療には保険が降りないという状況を
 つくる。
(これは、医療訴訟に対抗する保険でもある。訴訟大国アメリカならでは)

 この場合、保険会社の認証の下に医師の決定が下される。

 ここで、医療の保証としてISO9000的システムが導入される。
 つまり、診察、診断、治療方針決定、治療(外科、内科など)、
 入院、入院打ち切り、治療打ち切りといったことについて、保険会社
 が介入してくる。
 そのため医師は膨大な報告書を書くことが義務付けられる。
 本来の医療以外に知的資源が浪費されるわけだ。
 医療支配だけでなく、医師支配も同時に行われる。

 科学的という掛け声の下に、医師個人ががんじがらめされ、自由な医療が
 出来なくなる。
 本来、現実の患者は個人差が大きく、それぞれの患者毎に治療方針を
 決める必要がある。
 また、当たり前のことだが、生命系は科学的作法だけでは理解できない。
 (他人と同じ、マニュアル医療で構わない人は、気にならないだろうが)

 しかしながら現在の大きな力は、外資系生命保険会社の医療支配という
 方向にすすんでいる。

 また、医療現場のマニュアル化、一部の医師の努力不足、金儲け主義が
 この傾向に拍車をかける。
 最大の犯罪はいつものことながら、厚生労働省の官僚の無策どころか、
 外資(海外政権)への協力である。
(日本の官僚機構は構造的に海外の政権によって動かされることになっている)


02. 2010年4月30日 23:49:00: Ft038UrkKY
あの医療格差王国のアメリカにさえ、保守層の大反対を押し切ってようやく皆保険制度が導入されました。
皆さん、日本の皆保険を死守しましょう。
そして郵貯の次に虎視眈々とねらっている、100兆円産業といわれている(外資にとってです)日本の医療を外資から死守しましょう。
歯科をはじめとして世界一だった日本の医療をここまで崩壊し、小泉と結託して多くの人々を死のふちへ追いやった厚生省の官僚を決して赦してはなりません。
何が医療費亡国論ですか。ふざけるな。
末端の医療従事者はそれでも日々過酷な労働に、患者さんのために従事しています。
小泉と竹中と厚労省に、国民からの怨嗟の念が届き、彼らにもっともふさわしい天誅がまもなく下ることを固く信じてやみません。

03. 2010年5月02日 12:27:55: DCHDReL3A2
アメリカ政府と外資による日本人奴隷化は着々と進められるだろうな。
小沢を逮捕し、鳩山を腑抜けにし、民主党を前原枝野野田仙石などの売国奴にのっとらせる。
日本を監視し、いつでも攻撃できるように米軍基地を維持し、日本を徹底的に管理し、支配下におく。
検察とマスゴミを完全に支配下においているアメリカは、自民党にかわる政党を養成し、政治も完全支配目指している。

医療保険の民営化も間違いなく実行される。
日本人が抵抗すれば、いつでも自作自演テロを起こしてアメリカ軍を頼りにするように日本人をびびらせ、さらに支配下におく。

アメリカ政府による日本攻撃は永久に続く。
とりあえず、日本人は、小沢が逮捕されても、民主党連立政権に参議院選挙で勝たせるしか、いまのところアメリカの侵略を阻止をとめるすべはない。


04. 2010年5月04日 09:13:41: 1TPmZ6SuTU
米国悪徳資本は過去においては、ストローで音が出ないように静かに日本の富を吸っていた。しかし、1990年頃からバッキュームでガーガー音を立てて吸い込み始めた。
日本は早急に片をつけて次に行こうとしていたのではないだろうか。
竹中(主犯)小泉政権を作って荒っぽいやり方変えた契機が知りたい。

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
コメントの2重投稿は禁止です。
ペンネームの新規作成はこちら←
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 医療崩壊3掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 医療崩壊3掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧