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平均寿命と医療の相関関係 http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/275.html
ーーーー【癌は感謝すべき細胞です】ブログより転載ーーーーーーーー URL:http://plaza.rakuten.co.jp/kennkoukamukamu/diary/201003300001/ ーーーーーーーーーー以下引用ーーーーーーー 「平均寿命」を算出してみます。 例えば、昨年に二人のかたが亡くなりました。 これでお分かりでしょうか。 明治32年の乳児の死亡率は約15%ですから、約7人に一人が亡くなりました。 その後、少しずつ減少していって、約100年後の つまり、100年経って、乳児の死亡率が著しく下がったため、統計上の「平均寿命」が著しく上がっただけです。 少なくとも、明治や大正の時代では、乳児のときに亡くなるかたが非常に多い半面、生き残ったかたがたは、長生きしていましたが、「平均寿命」という統計上は、今に比較して「短命」であっただけです。 つまり、明治時代では、長寿者が多くても、それを上回る位に「0歳・一歳・二歳」で亡くなるのですから、当然「平均寿命」は低くなります 勿論、乳児の死亡率以外にも、平均寿命が上がった原因は、他にもあります。 明治の時代では、寿命が来て「老衰」で亡くなったかたが多かったのです。 「寛解」という「医師用語」があります。 実際のところ、「寛解」とは、病気の症状が一時的に安定して、これ以上、悪くならなくなった状態です。 もっと分かり易く言います(しつこくて申し訳ありません)。 箱の中に「異臭」が立っています。 箱の中の「異臭」は、臭源を絶っていないので、いずれ、再び、臭くなります。 一つの「異臭」を一回で「臭源」を絶ってしまえば、それで「根治」され、これこそ本来の「医学」であり、それに基ずいた「医療」ではあります。 しかし、現代医療は、「臭源を絶つことができない」ので、「蓋をする」という「対処療法」で一時的に臭いを消して「延命」させて、再び、患者が病院の門を潜るようにしています。 言わば、一粒で、2度も3度も美味しい「お客様」「常連客」にしているだけです。 例えば、近くにある大きな病院を訪ねて見てください。 「寝たきり」のかたには、大変、申し訳ない表現になってしまうことを、予め、お許し下さい。 明治の時代では、当然、亡くなっていたかたが、 「穀菜食」は、同じ風土である国内で作られた食べ物を、四季折々の旬のものを、なるべく自然に近い形で、良く噛んで少量を食べることによって初めて、私たちの心身を健康にしていきます。 戦前まで多くの日本人は、物質的には「貧困」で「粗食」ではありましたが、この「穀菜食の原則」を守り、重労働に耐え、健康な心身を保ち続け、「豊かな生活」を享受しておりました。 それが戦後になって、 この大きな「人体実験を受けさせられた転機」を医師として、第一線で診療を行いながら、冷静な目で調査・研究して「健康と長寿の秘けつは穀菜食を中心とした日本の伝統食にある」と論文をまとめたのが古守豊甫先生です。 同先生は、これらの業績により、昭和51年、日本医師会から、医師として最高の栄誉である「最高優功賞」を授賞しました。 さて、古守先生は、昭和13年に小学校の代用教員として「棡原(ゆずりはら)村(山梨県)」に赴任しました。 古守豊甫著「健康と長寿への道しるべ」昭和63年刊から下記に引用します。 「棡原は、麦を中心とした雑穀、芋類、豆類、山菜による全く自給自足の食生活である。 老人たちは好んで味噌と味噌煮をたべる。 蛋白質は一人一日体重プロキロ0.5g前後と私はみている。 引用終了 この棡原村は、長寿率(総人口に占める70歳以上の人口)が8.1%で、当時、全国平均は2.2%でしたから「長寿村」として折り紙をつけられていました。 古守先生は この棡原村に、大きな変化が訪れました。 その結果、老人たちは元気で働いているのに、45歳から65歳までの中年層の人たちが生活習慣病で死んでいくようになり、 まさに、これこそ、日本が明治以降辿ってきた「人体実験」の縮図でもあります。 もし、日本に「医師」なる者がいて、日本人の生命・健康を守るのを「生業」としているならば、 医師として最高の栄誉である「最高優功賞」を授賞した古守豊甫先生の論文だけを、精読し咀嚼するだけで良いのです。 真の「医療」とは、「医療を必要としない人間」になるための手助け(処方箋を書く)をすることです。 以下の記述は「長寿村・短命化の教訓」古守豊甫・鷹のはしテル共著 からの要約引用です。 古守先生は、腸内細菌の研究の権威者である光岡知足博士に「棡原村の長寿者の腸内細菌」調査を依頼いたしました。 昭和55年3月、東京・パレスホテルでイギリスのバーキット博士を中心に「食物繊維のシンポジウム」が開催されました。 同博士は「食物繊維の疾病におよぼす影響」と題して講演を行いました。 この時、光岡博士は「腸内細菌と食物繊維」と題して講演。 その結論は「棡原村の長寿者の腸内細菌叢は、非常に若々しい。つまりビフィズス菌(善玉)が優勢で、ウェルシュ菌(悪玉)が劣勢である」でした。 ウェルシュ菌は人体にとって有害で、ライオンやトラなどの肉食動物の腸内に多く住みついている菌である。 つまり人間の腸内は、恰も発ガン物質の製造工場の観がある。 これに反してビフィズス菌は、乳酸菌の一種で、含水炭素を分解して乳酸をつくり、アンモニアなどの吸収を阻止し、同時にウェルシュ菌の繁殖を抑えてくれる、人体にとって必要不可欠の菌である。 若いうちはビフィズス菌優勢、ウェルシュ菌劣勢であるが、老人になるとこれが逆転する。 そのためには、食物繊維が豊富な、棡原村の長寿者たちの食生活が必要となってくる。 これを東洋医学では「身土不二」の食生活という。 つまり「風土→食物繊維→腸内細菌→健康→長寿」という自然のサイクルに即した生活に、われわれは再度戻るべきであることを光岡博士の研究成果は、これを科学的に実証されたわけである。 引用終了 さて、一般の日本人は、古守豊甫先生の論文「健康と長寿の秘けつは穀菜食を中心とした日本の伝統食にある」を読むことは難しいことです。 しかし、実例に基づいて記述された、古守豊甫著「健康と長寿への道しるべ」は購入することができます。 更に、「長寿村・短命化の教訓」で肉付けを行い、 あらゆる生命は、国家資格の「医師」ではありませんが、「医者」であります。 付記 日本が長寿大国であるという「幻想」に、いつまでも酔い痴れていてはいけません。 ーーーーーーーーーーーー引用終わりーーーーーーーーーー DATE:2010/04/13
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