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ここは、本州最北の県。
各県に大学医学部を一つ以上設置する政策のおかげで
この県にも大学医学部が存在する(県庁所在地ではないにしても)。
もともと、地方都市の宿命、医師になってからこの地域に残るものは
少なかったが、小泉政権による医療破壊の結果、医師不足は深刻となった。
地域の自治体病院や小さな診療所から医師が引き揚げられ、地域医療が
危機的状況となった。
ここまでは、全国各地と同じ状況である。
違いはここから。
この地方大学の新任教授は医師不足に目をつけた。
1)まずは、他の大学同様に医師不足を背景に遠隔地の自治体病院から
医師を引き揚げて、大学病院へと戻した。
と同時に引き揚げた病院と同じ町にある民間病院に医師を派遣
(中核病院ではなく、ただの民間病院、報酬でもいいのか)。
中核病院から引き揚げておいて、一方でコネなのか見入りがいいのか、
別の病院へ。地域医療のことなど何も考えていないとしか思えない。
2)医師不足を背景に、病院を乗っ取る
この方、相当お金と権力に興味があるらしい。
地域の民間病院が医師不足で困っているとの情報を聞きつけ、
その病院に医師を派遣する代わりに、あろう事か院長を解任(事実上)。
自分の意中の人物をすげ替えた。ある意味、医師不足を利用した乗っ取り
ではなかろうか。
3)この後、この方、同様の手口を使って、民間病院を私物化していくつもり
だろうか。次は、県庁所在地にある民間病院を狙っているようである。
医師を引き揚げると恫喝して。
医師不足でお医者さんは大変などと、叫ばれている一方で、その状況を利用して
怪しい動きをする人物も確かに存在する。
学会という名の無意味な集会と製薬会社・機械メーカとの癒着、治験と称した
無意味な研究と製薬会社との癒着など、スパコンに群がる似非学者と同じ状況が
ここにもあるのだろう。