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http://blog.ohtan.net/archives/52034384.html
太田述正コラム#4317(2010.10.16)
<皆さんとディスカッション(続x985)>
<roma_sakamoto>
「日本は属国であるのだから、宗主国の決定に従っているだけなのに、事の本質も観ずに文句を言っては国士を気取っている、保守陣営こそ、万死に値する」、別にこのままの事を太田さんが述べたわけではありませんが、まぁ、そういう意味と捉えても間違いないですよね。
ところで太田さんにお聞きしたいですが、宗主国の決定に逆らうと一体どうなるのでしょうか。
まさか、トイレや体育館の裏に呼び出されるわけでもあるまいし。
工作員に消されてしまうのでしょうか?
そりゃ、属国であることを分かっている上で、民主党を批判しているのなら、それこそプロレスを演じているわけで、許せませんが、そもそも、そのことに気がついていないのであれば、仕方がないと思いませんか?
例え宗主国の決定であろうが、声を上げ続ければ、与党も嫌になって最後には、「だったら独立しようか」という話になるかも知れませんし、いまの保守陣営の活動が全て悪いとは、私には思えません。
太田さんにしたら、無知も十分悪だ、ということになるのでしょうか。
ところで、そもそも自民党で国政に携わったお歴々の方たちは属国であることを分かっていたのでしょうか?
私の稚拙な質問かその答えが、いままでに散々ブログで述べたことであれば、すみません。私は比較的ニューカマーですし、失礼ではありますが、さほど深い読者でもないものですから。
<太田>
私は、拙著『防衛庁再生宣言』の48頁で、「牛は8000年前に家畜化されたが、その結果、防衛本能が低下し、脳のシワが少なくなり、また一年中発情するようになったという。」と記したところです。
言うまでもなく、戦後日本を家畜化された牛に準えたわけです。
(もっとも、戦後日本は、自分で自分を家畜化したという傑作な牛ですが・・。)
この牛、脳のシワが少ないだけでなく、角(軍事力)もなく、目も衰えています(=諜報能力がない)。
この牛、基本的に(飼い主によって柵が設けられていて肉食獣の攻撃から守られてるけど)野外で飼われてて、草を探し、食べ、それを消化する能力は抜群の優秀な乳牛であるときてるんですねえ。飼い主は、この牛の乳を搾って経費の元をかろうじてとってきたわけですな。
さて、この牛に対して、お前さんの飼い主は誰だと尋ねても、そもそも自分が飼われている牛だという自覚が失われてるから、質問の意味がまず理解できないでしょうね。
そんな牛が、突然虫の居所が悪くなって、飼い主(宗主国)に逆らい、例えば乳搾りに抵抗しようとしたとします。
でも、そんなこと可能だと思います?
この飼い主、自分の息子(米軍/CIA)を牛舎に住み込ませていて、四六時中、牛に目を光らせてます(=日本国内で政治家を始めとする日本人達を諜報対象にしています)が、牛の方はこの息子の部屋には入れませんし、目が衰えているから息子が何をしてるのかもほとんど知りません。
結局、牛は、恐らくは虫の居所が悪くなった時点で、早くもこの息子に察知され、薬を投与されたり牛舎内に押し込められたりして、それでジ・エンドでしょうね。
話はここで終わりません。
この飼い主、かなり前から、この牛をもてあましており、この牛を野生に戻すべく、おどしたりすかしたりしてきたけど、牛の方が全く乗ってこないもんだから、仕方なく飼い主続けてるんですよ。
ホント、どうしようもない牛だと思いません?
http://blog.ohtan.net/archives/52034581.html
太田述正コラム#4319(2010.10.17)
<皆さんとディスカッション(続x986)>
<roma_sakamoto>
正直、腑に落ちない部分もありますが、丁寧に答えてくださったことには感謝しております。
さて、私の質問にばかり時間を取らせるわけにもいきませんので、今回は遠慮しようかと思いましたが、どうしても気になることなので、ついでにもう少し質問させてください。
アメリカの国益に叶う決定事項というのは、一体誰にどのような形で日本に伝えられるのでしょうか?
具体的に、言葉として伝令がおりるのか、それとも、それとなく遠まわしに「空気を読めよ!」と、暗黙のメッセージとして送られるのか、これまた、 幼稚な質問かも知れませんが、よろしければお答えください。
また、いい加減に日本の自立をアメリカが望んでいるのでしたら、それこそ、宗主国として日本を突き放したり、自衛権を行使させることぐらいは、たやすいはずでしょうが、それをしないのはなぜでしょう?
もし、中国や北朝鮮の活動が、アメリカにとって大きく国益を損ねるような事態になれば、属国の日本の軍隊を使ってやっちまえ!という決定が下される日もあると考えてよろしいのでしょうか。
中共の対日レアアース禁輸をアメリカが怒るだろうよ、と太田さんが予測して、すぐにそのようになったことには、なんとなく少しだけこの国が属国であることが分かった気はしましたが。
話かわりますが、以前のブログで、鳩山・小沢の金銭問題について、米国は日本に諜報員をおいているのに対して、日本はカウンターを打つ機関もないのだから、スキャンダルの流布などで失脚させることぐらいはできるだろう、と書いておられたように記憶しております。
(私の質門の「自民党のお歴々の方たち」は日本語として誤りで「自民党のお歴々」が正ですね。)
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>それこそ、宗主国として日本を突き放したり、自衛権を行使させることぐらいは、たやすいはずでしょうが、それをしないのはなぜでしょう?
これに対する答えは、もうしっか述べられていましたね。すみませんでした。
よく読んだつもりでしたが。
<太田>
>アメリカの国益に叶う決定事項というのは、一体誰にどのような形で日本に伝えられるのでしょうか?
日米両国政府は、ほとんど日常的に公式に接触していると言っていいでしょう。
日米防衛協力がらみの在日米軍と外務省・防衛庁/各自衛隊との接触はさておき、端的な例が、地位協定に基づいて設置されている日米合同委員会です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/sfa/pdfs/soshikizu.pdf
主要官庁がすべてメンバーで入ってるでしょ。
また、平素から同委員会事務方(先方は駐日大使館と在日米軍、当方は各省庁)同士の調整が行われています。
こういう場の前後や休憩時間に、直接の懸案以外の雑談も出るのですが、これが結構重要なんですねえ。
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