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日中間領土問題、あるのか無いのか? 2010年09月23日00:39
尖閣列島での日中衝突で、大東亜戦争以降あやふやにされて来た日中間の問題が一気に噴出したようですね。
島根県の溝口善兵衛知事が、民主党の見解だった「尖閣列島に領土問題は無い」とする発言とまったく食い違う発言をしました。
「日中間で領土問題があり、決着しないといろいろな問題が起きる。外交的な解決を望む」という発言です。
島根県は、日韓が領有を主張する竹島問題を抱えていることから、竹島もまた、未解決の領土問題であるといいたかったのでしょうか?
その直後の記者からの質問には「誤解されるといけないが、両国がきちんと合意しないと実質的に解決したことにならないということだ」と述べました。
尖閣列島の領有権を中共が主張しだしたのは、1971年になってからです。すなわちこの時から領土問題が無理やり発生させられたということであり、その後軍隊を持たない弱みからか、日本政府はひたすらその問題に触れようとはせず、田中内閣によって日中友好条約を締結してしまいました。
すなわち、田中角栄氏によって領土問題が始まったといってもいいかも知れません。
その愛弟子・小沢一郎氏が党首選挙で戦っている時に、中共は尖閣列島に便衣兵を使って攻撃をかけたと見ても良いのではないでしょうか。
尖閣列島がアメリカから日本に返還されたのは、1972年の5月。それまではアメリカ領であったわけです。中共が1971年に主張した時はアメリカ領であり、アメリカはそれに何も答えていませんから、沖縄返還によって日本領になったわけです。
アメリカ領になる前は日本領土であり、鰹節工場などがあって操業もされていたとか。
1945年9月2日の日本の敗戦によって、その領土は連合国側の施政下に入ったわけです。
この時、連合軍に参加していたのは中共ではなく中華民国でした。蒋介石は尖閣列島の領有権主張はしておりません。
中華人民共和国が出来たのは1949年ですから、この時中国大陸の主権は中華民国だったわけです。
サンフランシスコ講和条約が締結さてたのは1951年のこと。この時も連合軍に居たのは中華民国であって、中華人民共和国は連合国側では認知されていないわけです。(共産圏は別ですが)
そして中華民国としては公式に尖閣列島の領有権は主張しておりません。ただし台湾は昔から尖閣列島は台湾の領土という主張はしていたらしいのですが、それは漁業権が発生してからの問題であって、尖閣列島の実効支配はなされていませんでした。
尖閣列島が日本固有の領土であることは世界が認知するところですが、その領有権を台湾が主張していることから、その台湾の領有を主張する中共が、台湾のものは中共のものという理屈で領有権を主張し始めたわけです。
ですから日中間の領土問題は、この時点で発生し始めたと考えるべきで、1971年に最初の侵略宣言が行われて、経済的発展が始まってから海底ガス田掘削実施への野望と、太平洋覇権の野望が、軍事恫喝を伴う侵攻へと変わってきたのでしょう。
欧州は、日中間で紛争が起きて、両国ともに国力が削減されるといいと考えているようです。
それを知っているのかどうか、温家宝首相は国連総会で日本の要人とは会わずに、第三国の華僑などに「船長の即時釈放を求め、釈放しなければ、中国はさらなる対抗措置を取る用意がある。その結果についてすべての責任は日本側が負わなければならない」などと述べています。
アメリカは安保条約があるために当事者となる可能性が大きく、反日のニューヨークタイムズが「アメリカは支援しないし、尖閣列島は中共の方に分がある」などと述べました。日本の外務省が反論を述べましたが、今ひとつ反響はないようですね。
中共軍に脅かされている東南アジア諸国は、日本が立ち上がるのを待っているようにも見えます。
日本の世論は真っ二つになっているようです。社会情勢を意識している若い女性の何人かが、戦争も辞さないと述べていました。日本国民を経済一本の惰眠から覚まさせるにはそのくらいの刺激が無ければダメだということですが・・・
島根県知事の「領土問題がある」と明確にすることは、いまだ戦争の決着が付いていないということを意味します。
確かに8月15日の停戦時において、「なぜ勝っているのに止めるのか」と言ったのは中国戦線に居た兵士たちでした。しかし天皇陛下の命令であるということで矛を収めたわけですから、決着が付いていないと言えない事もないでしょう。
話し合いで解決などと言っても、領土問題は即・軍事問題です。基本的に話し合いなど出来ない問題であることは、フォークランド紛争を見ても、北方4島を見ても判るはず。
領土問題があるとは、「戦争やむ無し」ということでもあるわけです。特に太平洋への覇権などを考えている国に対しては。
はたして日本国民は60余年の惰眠から目覚めることが出来るのでしょうか?
もし出来なければ、芸術的とまで言われる中華の拷問虐殺が待っているだけかも知れませんけど・・
>>
(私のコメント)
憲法九条を守っていれば日本は平和だったのが、ここに来てそうも言っておれなくなってきましたね。武器を取って戦う戦争はもうまっぴらですが、北朝鮮並みの外交力を身につけないと、日本は食われて行くばかりです。
独立国であるためには当たり前の軍備が必要です。シーレーンも食われて不自由をすることになります。
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