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不同意堕胎罪で執行猶予刑を受けた小林達之助。2001年東海大学医学部卒で東京慈恵会医科大学・腫瘍・血液内科医、2009年9月より慈恵会医科大学より血液内科の研修のために金沢大学病院に1年の期限付きで勤務していた。現在36歳というから27歳で医学部を卒業したことになる。3浪で入学したと言うことだから、入学後はスムーズに進級したことになる。しかし、やっていたことはかなり医師としては不適当で、きちんとした医療が出来ていたか疑問符が付く。 その他、果たして医師のような専門家の判断として本当に適当なのかと疑わざるを得ない場合が多い。その一つが、2009年の春に流行した豚インフルエンザだ。陸続きでお互いの交流が非常に多いアメリカ・メキシコ間は別にしても、海路や空路についてはもっと徹底的な検疫ができたはずで、アメリカやメキシコを出発する時点で、徹底的な検疫をやり、体調がすぐれなかったり、多少でも体温が高い場合は出国を認めずに現地で一定期間入院隔離をすることが本来のやり方であったはずだ。ところが現実には入国時に飛行機の中や船中で検疫をやる方法がとられた。10時間近く狭い機内にいた挙句、到着してからさらに一時間以上機内で検疫のために待たされることになった。出発時に体調が悪かった人も正常な人に交じって席がとられていて、まるで搭乗時間中にウィルスを広めてほしいと言っているようなものだった。更に、豚インフルエンザでは国内医療施設に高度の隔離治療ができる病室が極端に不足していることが明らかになったが、その後特に手が打たれていない様子だ。日本で流行った豚インフルエンザは特に重篤な被害を出さなかったが、今後、多くの犠牲者を出す伝染病がやってくる危険性は常にあるはずだ。2009年の豚インフルエンザはメキシコで発生し、それがアメリカへ広まったとされるが、感染源も感染経路も確認されていない様子だ。全体的にみると、伝染病テロをやった場合に世界各国がどう対処しようとするか、その予行演習をやったようにさえ見る。そして、その予行演習の指揮を執ったのがWHOであったように見えてしまうのだ。 政治家や司法関係者が植民地化の時に真っ先にやられてしまい、操り人形になることは歴史上ほぼ普遍的にみられてきたことだ。多分それと同程度の歴史のある植民地化の方法は実業家を操り人形にすることだろう。イラクやアフガニスタンで政権を担っている人たちのかなりの部分は本人の意志とは関係なく、かなり操り人形として動かざるを得ない立場に置かれてしまっている。 しかし、多分、今日本が直面している事態はかなり異なっているようだ。それは、教育システムそれ自体が乗っ取られてしまうことだ。僕自身が実際に現場を見ているが、入学定員の3割とか4割の生徒が不正合格で入学し、定期試験も問題を流されて成績を取り、ほとんど教育を受けないで卒業していくと言うシステムだ。自分はこの不正について、選抜会議の録音テープを証拠として告発をしているが、県も裁判所も警察も無視をしている。つまり、日本の権力機構が不正と判断することが出来ないレベルでこういった仕組みが作られていると言うことだ。自分が直接経験したのは埼玉県立高校の事例だが、全国的に行われている様子で、だからこそ国立大学でもAO入試や推薦入試の比率が10%以上になってしまったのだろう。 もちろんこれは10%程度が裏口入学というわけではなくて、一般入試でも不正入試が行われている可能性は高い。自分が直接経験したものでは、平成13年度と同14年度の埼玉県立高校の一般入試で、自分が勤めていた三郷工業技術高校では、英語のリスニング部分(○×で答える問題が12問程度あるもの)が満点で他の部分では記号が一つあっているかいないかぐらいの得点の生徒がそれぞれ2名いたのだ。40点満点で30点以上取る生徒でもリスニング満点の生徒はいなかったので、これは明らかにおかしい結果だった。まぐれで当たる確率は2の12乗分の一だから、8000分の一程度だ。確か平成5年度か6年度入試から英語が外され、平成13年度は自分の抗議でやっと英語が入試科目として復活した年だった。 多分、ほとんどの学校で入学定員の3割から4割程度が正規の合格ではないのではなかろうか?実際、その証拠は、週刊朝日2010年2/12号の記事「東大生VSサピックスの中学生」で、東大や早稲田、慶応といった超一流校を含んだ東京六大学の学生が6×3−4÷2=( )という小学校でやる算数の問題をやって、14%もの学生ができなかったという形ですでに報じられている。各大学30名にアンケートとして上の問題を含んだ幾つかの問題をやってもらった結果だ。この中には東大薬学部の2年生も含まれている。 今、日本の学齢期の人口は各年齢あたり120万人程度だから、その3割として40万人ほどが毎年毎年自分の良心に従って判断ができない操り人形として社会に送り出されていることになる。このような状況は既に10年は経過しているから、日本全体で少なくとも400万人という人たちが自分の良心に従っての行動ができない、背中にリモコン装置がつけられた状態にいることになる。 医師や法曹関係者、官僚と言った人たちから一般商店の店員さんまで、社会の隅々にまでこういった人たちが入り込んで、さまざまな形で世論コントロールをやったり、一定の工作をしているのが日本の現状だ。その一つの表れが今回の小林達之助の事件だったのだろう。そして、そういう背景があるからこそ、彼には執行猶予が付いたのではないだろうか?8月24日検察は執行猶予5年の判決に対して控訴しない方針を決定したと言う。 ただ、日本の場合、こういったことの行きつく先は究極的な破滅であるはずで、日本に住んでいる限り誰であろうと、そうなってしまっていいはずがない。そのことをなるべく多くの人たちに理解してもらうしか打開の道はないのかもしれない。
エリートシステムの崩壊、背景にあるのは組織的な植民地化では?
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