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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100722-00000005-rnijugo-ent
7月9日、スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』が日本テレビ系で放映された。中学生の淡く爽やかな恋心を描いた作品なのだが、なぜかネット上では観終わった後に「鬱」状態へと落ち込んでしまう人々が続出し、波紋を広げている。
2ちゃんねるの「『耳をすませば』←見終わった感想を一言で書いてけ」というスレッドをのぞいてみると、そこは、
「いろんな角度から黒歴史えぐられた感じ」
「俺はこれからどうやって生きていけばいいのか」
「マジで明日を迎えたくない。死にたい。本気で死にたい」
「後悔は沢山してきたつもりだが、してもしたりないもんなんだな。もう俺は学生時代には戻れないんだな」
「リア充、幸せを分けてくれ」
と、どんよりとした感想のオンパレード。また、「耳をすませばで死にたくなる人の数→」という別のスレッドを見ると、そこには「死にたい」「地球爆発しろ」といったさらに直接的な言葉が飛び交う始末となっている。
どうやら作品中に描かれている美しい学生時代を見ることで、「自らが過ごした学生時代がいかにつまらないものだったのか」ということを思い知らされてしまったことが、「鬱」になった理由のようだ。また、希望にあふれていた中学生のころに描いていた大人の自分と、現在の自分とのギャップに「鬱」を感じてしまったネット住民も多かった模様。
ちなみに、2ちゃんねるの『耳をすませば』放送実況スレは1分あたり1500件以上の書き込みがあるほどの大盛況ぶり。裏番組が1分あたり10〜30件だったことを考えると、これはかなり異常な数字だ。ネガティブな書き込みの数々も、ある意味人気の証なのかもしれない。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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