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24日第229号
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■ガンと生死の一大事
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仏教に「生死の一大事」という言葉があります。
生あるものが死んでいかなければならない一大事のことです。
「死の縁無量なり」と言われますように、
仕事場の工場に突然車が飛び込んできて、
ひかれて死んでしまうこともあるのですから、
いつ何が起きて死の憂き目にあうか、
もうわかりません。
その中でも「ガン」といえば、
今日、日本人の三人に一人がこの病気で倒れる時代です。
私達のもっとも"身近な"死因と考えていいと思います。
私も二人の祖父をガンで亡くしており、
みるみるやせ衰えていくその姿に
ガンの恐ろしさを感じ、身震いしたものです。
遺伝的にみても、
気をつけなければなりません。
もう何年も前の話ですが、
ガン医療に携わる医師(大腸外科担当)の友人と食事していた時、
こう言っていました。
「ガン細胞というのは、実は一日に何十個も体の中にできているんだ。
今もお前の身体の中にできている。
ただそれが、体内の免疫機能でやっつけてるから発病しないだけで、
もし何かの拍子で、
ガン細胞が免疫機能の網の目をくぐり抜けてしまえば、
即座にガンは暴走を始めるよ」
と笑顔でこちらに視線を向けてきました。
「かんべんしてよ。そんなリアルな話〜(^_^;)」
と言いましたが、強烈な印象を私に残してます。
そこで今日、メルマガと日記に書こうと思って、
ガンのことについて調べてみたところ、
改めて怖くなりましたので下記に紹介。
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ガン細胞とは、正常な細胞の増殖調節が壊れたもので、
猛烈なスピードで増殖する。
速いものなら二日くらいで分裂し、
二倍、四倍、八倍、十六倍……と、
ネズミ算式に増えていく。
やがてガン細胞は腫瘍となり、
触手を伸ばすように体組織深く浸入し、
血管に入り込むと血流に乗って全身に回る。
途中、付着した臓器の中で
再び増殖を始めるのが転移といわれ、
ガンも絶望的な状況を迎える。
ではどうしてガン細胞が生まれるのか。
「ガンは遺伝子の変異が原因なのです」
遺伝子とは各細胞の核にあり、
その細胞の性質を決定する情報を組み込んだ小型コンピューターのようなもので
、
必要に応じて、自分と同型の遺伝子を複製する。
そこから同じ性質を持った新細胞が形成され、分裂していく。
ところが、人体は約六十兆もの細胞からできているため、
正確に複写し損じた、欠陥遺伝子を持つ細胞が、
どうしても出てしまう。
その中に増殖調節の壊れた遺伝子をもつ細胞(ガン細胞)が、
一定割合で存在してくるのだ。
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この欠陥遺伝子を持つがん細胞は
リソグラフで1000枚くらいコピーすると、
1,2枚どうしても不良コピーが混じるようなもので、
避けられないようです。
敵軍とぶつかり合う戦場の最前線に送り込まれれば、
否応無しに死と触れ合う危機を感じますが、
家の中でジッとしている分には、大丈夫
と、安心してしまうのは大きな錯覚だと知らされます。
体内では、戦場の最前線のように、
ガン細胞と免疫細胞が常にせめぎ合っており、
ガンになるかならぬかスレスレの中を、
わたしたちは生きているのですね。。。
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