http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/561.html
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鳩山由紀夫という政治家の正体が現れた「サムアップ」。
ニュース映像で見たその笑みは、狡猾なものだった(動画の方がはっきりするが、見つけられず)。
http://nt-diary.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_4d3/nt-diary/stt1006012251015-p1.jpg
これに先立つ5月24日。
菅氏の元秘書・松田光世氏は福島瑞穂氏にこう警告した。
さて、鳩山さんが「いい人仮面」だという指摘にいろいろご指摘いただいてます。誤解を少なくするように、もう少し解説しますね。仮面をかぶっているときは、本当にいい人なんですよ。鳩山さんは。めったに脱がないし。脱ぐのは、内輪で政局の話をする時ぐらい。福島瑞穂さんの前では必ずつけてます。
https://twitter.com/matsudadoraemon/status/14668828388
松田氏のツイートは割り引いて読むようにしているが、「サムアップ」に「いい人仮面」が外れた一瞬を見た。
少なくともこの日、鳩山氏に辞任の意思はなかった。
小沢氏は幹事長をやめないだろうという読みのもと、出した交換条件ではなかったかと思う。
もしくはどちらに転んでも、小沢一郎を巻き添えにしてやろうと。
選挙を控え幹事長という職責は重い。
党の浮沈、ひいては民主主義を根付かせることができるか、がかかっているのだ。
だから小沢氏は一晩引き取った。
そして決断した、共に辞任することを。
鳩山氏の辞任会見、涙を浮かべようと、どんな美辞麗句を並べようと、全てが空々しい。
鳩山政権はマニフェストを軽視し(あの小沢一郎を先頭にした党幹部の申し入れがなかったらどうなっていたか)、最後には自分が言い出した「少なくとも県外」を取り消した。
「国民が耳を傾けなくなった」のではなく、鳩山政権が国民の声を聞かなくなったのだ。
政治家は何を言ったかではなく、何をしたかで評価されるのだ。
辞任会見で鳩山氏がしたことと言えば、小沢一郎の復権を阻むかのように、「クリーンな政治」を繰り返したことだ。
自分の政治資金問題と、冤罪でしかない小沢氏を同列にして。
そして小林氏の辞職も決定付けた。
それに歩調をあわせる政治家・マスメディアは「クリーンな政治」「古い政治からの脱却」を唱える。
どちらが「クリーン」でどちらが「古い政治」なのか、明白だ。
小沢氏の白と鳩山氏の黒、官僚政治の打破と戦前からも続く官僚政治。
そんな矛盾に気付きもしない愚かな人たち。
ところで、辺野古移設閣議決定後、いかに鳩山氏が操られたのかがマスメディアに流れるようになった。
例えば、
・当初小改訂沈没事故に無関心だった日本政府は、韓国政府も戸惑うほどの支持を打ち出した。官邸では「韓国戒艦事件を普天間と結びつければ、国民の理解は得られます」と進言、鳩山氏はそれに素直に従った。(5月31日朝日新聞3面)
・4月13日ワシントン10分会談で焦った鳩山氏は、佐野忠克首席秘書官に着地点を探るよう命じた。翌日、米国務省ナンバー2のスタインバーグ副長官は「米国としては現行案以外に選択肢はない」と通告。帰国した佐野氏の報告に、鳩山氏は「外務、防衛が言っていた通りじゃないか。君が言っていたことと違う」と問い詰めた。
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2010/05/31/20100531ddm001010083000c.html
猿芝居を演じ、それをタイミングを見てリークしたのは誰か?
平野、前原、岡田、北澤ら次々と篭絡され操られた政治家たち。
そしてその操り人形に操られた鳩山氏。
皆自分の小さなプライドと、小沢氏への奇妙なおびえだけで動いていたのではないか。
器の小ささ。
今日も前原氏が、責任感のかけらもなく、小沢外しを画策している。
テレビでは次期総理候補に前原や岡田を上げる。
国民不在の政局がまた始まった。
政治家・官僚・マスコミが束になって襲い掛かかればかかるほど、小沢一郎という政治家の意味が分かる。
小沢一郎とそれに続く本物の政治家に希望を託したい。
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