投稿者 感想 日時 2010 年 4 月 23 日 18:39:28: TZj9EYrVNQ33o
馬鹿馬鹿しいですけれど、話しのネタで保存と言うことで。
意図的誤変換は人類を救う(笑)(山科恭介 夢想弄翰)
http://kyosukeyamashina.blog62.fc2.com/blog-entry-120.html
2009.12.06 (Sun)
意図的か、そうでないかは解らないが、ある人のネット上に現れた文章から受けた衝撃は、何人かの感性を刺激したようだ。
その方を、敬意を込めて、「誤変換大王様」 と呼ばせてもらうことにして、その影響を色濃く受けた二人の人間を、 「スティック」 と 「英雄」 と表記しよう。
尚、上記の仮名には大いなる意味が込められている。(笑)
ネット上での文章に対し、PC上で作成されたものに限っては、漢字誤変換がつきものだが、それについては、「とやかく言わない」 ことが現代のネット常識とされている。
「2ちゃんねる掲示板」 などでは、もうそれはある意味 「文化」 と化しているようにも見受けられるが、「2ちゃんねる」 は別にしても、他のBBSなどの表現舞台での発言は、意味が通ればそれで良しとするもので、そのことにイチャモンをつけるのは、逆に 「はしたない」 行為だと見なされる。いわゆる、全てを了解した 「大人の常識」 として、善悪は兎も角、現状ではそうなっている。
無意識の 「誤変換」 は、避けようとしても中々避けることが出来ないのだが、キーボードの入力スピードが速くなればなるほど、思考は抽象化へ向かうから、後で読んでみてぞっとすることは良くある事実だ。
ところが、この 「スティック」 と 「英雄」 は、意識的に 「誤変換大王様」 のそれを真似して文章を書いている。・・・ことも、ママある。 要するに、単なる冗談だ。
その文章は非常に読みづらく、一見すると何を言っているのか解らない。
多少の時間をかけて、文節ごとに読み進むと、次第に言わんとすることが解ってきて、回数を重ねるごとにそれは慣れてくる。
例えば、こんな感じだ。
「他省の次官をKけて、ぶんSつごとに余見S住むと・・・・」(笑)
これを忌み嫌い、こんな文章を書いているやつらは、Twitter上ではブロックする! と、
叱り飛ばしている人もいる。
さもあらん、これは理解に次官、おっと失礼、時間がかかるし、おふざけもいいとこだ。
でもね、
これって、ひょっとすると、
ものすごいことなのかも知れない、と思うようになったのですよ。(笑)
文章の検閲は、おそらく、ネット上では日々常態的に行われている。
電話やメールの内容のチェックも同様だろう。
誰が何処で、何を目的として、どのような方法でそれをやっているかは知らない。
だが、何となく、予想はつくというものだ。(笑)
さて、ここからが本番。 ちと真面目にいくよ。
私がこの誤変換コメントに興味を持った点は二つある。
一つは、
日本語は、よく言われるように、「表意文字言語」 だ。
「山」 という漢字は、実際に存在する山の形態を表しているから、このような形の漢字となる。
「川」 や 「森」 や 「月」 なども同様だ。 そのほか、たくさん・・・・。
一方、「表音文字言語」 の代表格である英語は、そうではない。
「mountain」 と表記された文字の中に、「山」 は存在しない。 「マウンテン」 と発音した段階で初めて、「山」 が表出される。もちろん、それを音にしようと心の中で叫ぼうと、また頭の中でイメージしようと、それは同じだ。
だから日本語の場合、漢字が多少間違っていようと、省略されていようと、ざっと読めば意味は通じる。英語はスペルを間違うと最悪、別の意味になってしまう可能性すらある。
「山」 と 「小山」 は、日本語ではほぼ同様な発音形態をとって、それぞれの意味を紡いでいるが、英語では 「mountain」 と 「hill」 となり、発音形態は全く違ってくる。
むろん、英語とて言い方は色々あるのだろうが、要するに脳の使い方が違うということだ。
つまり、日本語がスピード感をもって読み込めるのは、その 「形」 が意味を顕しているからで、我々は長い歴史の中で、その文化を営み、DNAの中にそれを刻み込んできた。
ところが、この誤変換文字列は、それをぶち壊しているのだ。(笑)
批判的に言っているのではない。
こんな事をしてもしなくても、日本語の言語体系は崩れようがなく、傲然屹立としている。
この誤変換文章は、文字を一度発音してからでないと、その意味が通じない。
つまり、表意文字の本質を根底から一度壊し、その後、発音という行為を通じて、それを再構築しているのだ。
しかも、その発音から意味にまで結びつけるときに、その人間の知性が同時に要求される。
これをカッタルイと思うか、楽しいと思うか、それは人それぞれだろう。
以下の文章は、その 「英雄」 が 「スティック」 へ送ったTwitter上でのつぶやきだが、この文章は意図的誤変換文章としては、最高ランクの難度だ。(笑)
むろん、例によって無断引用だが・・・・
「四位tur〜n」, 「風tur〜n」、オ板DE吸う〜!m(_^^_)m ト頃で「Cタン」、協和日さビサにぃ「テラ子8」ニ,5愛サ通にイっては銅ダロー?(^O^)/
す Tっく、絵い湯う、過ツてに津かって誤面。
この日本語表記に、日本語の成立や語法に関わる奥深い問題を含んでいるようなので、ちょっと引用してみた。
尚、上記文章の正解は、
「シータ〜ン、ふータ〜ン、お晩ですう〜! ところでシータン、今日は久々に「寺子屋」に、ご挨拶に行ってはどうだろう?」・・・となる。(笑)
表意文字系言語から表音文字系言語への仮想(仮装)変更という意味で、私には非常に興味深い。
そして、興味を抱いた二つ目は、
この文章が、実は、<検索対象>から外れてしまう可能性を秘めているのではないか、ということだ。
悪意の<検索>から逃げられる可能性があると思っている。
一般的に、文字列検索は、「Grep」 みたいなツールを使うのが常道だが、この誤変換文字列は、ひょっとすると、どのツールでも、「意味不明」 となって、検索リストには挙がってこない可能性がある。
言ってみれば、コンピュータに対して、意味を内包した<暗号>としての使用が可能なのかも知れない。
通常、旧式の暗号においては、裏に目に見えない何某かの法則が隠れている。
それが無ければ解読の方法がない。
ところが、この文章には法則などというものは一切ない。
その時の書き手の恣意にそれは委ねられている。
全ての漢字とかなとカナと数字とアルファベット、そして多くの記号等々・・・、新しい表記方法も日々常に創造されて、コンピュータ計算などでは、とても人間の頭脳に追いつけない。
漢字の音読み訓読みなども関係して、その組み合わせは無限大だ。
むろん、文字そのものは、検閲に引っかかてしまうだろう。
だが、その<意味>を、果たしてコンピュータは認識できるのだろうか?
と、いうことは、・・・・・(笑)
将来的に、
やがて、映画 『ターミネーター』 の世界のような人類と機械の全面戦争になったとき、
我々日本人が発明した、この <意図的誤変換ツール> は、最強の武器となる。(笑)
すTっく&絵い勇よ、君太刀ハ、み雷のれ木師書にSの名を野個すだろう。
人類を救った英雄として・・・・・あっはっはっは(笑)
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