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ローマ法王 批判の矢面 相次ぐ聖職者の児童性的虐待 http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/439.html
【パリ高木昭彦】児童に対するカトリック聖職者による性的虐待が世界各地で発覚し、ローマ法王ベネディクト16世に対する批判が高まっている。法王自身がスキャンダル隠ぺいにかつて関与していた疑いも報道されており、一部被害者は法王の退位を要求している。 聖職者による児童虐待は昨年以降、アイルランドをはじめ、法王の出身国ドイツ、スイス、オーストリア、オランダ、ブラジルで報告された。 アイルランドでは1930年代から90年代にかけ数千人の児童が性的暴行などの虐待を恒常的に受けていた。法王は3月、一連の事件で初めて謝罪する書簡を発表。しかし、書簡は教会の体質には言及せず、事件を隠ぺいした教会トップの辞任も求めなかったため、逆に批判を浴びた。 さらに、スキャンダルは法王自身の身にも降り掛かった。法王がバチカン(法王庁)教理省長官時代、米国の神父による聴覚障害児200人に対する性的虐待を報告する書簡を地元教会幹部から受け取りながら、何の対応も取らなかったと米紙ニューヨーク・タイムズが3月下旬に伝えた。ドイツでは、法王がかつて大司教を務めたミュンヘン司教区で多数の虐待が行われていたことも明らかになった。 しかし、法王は強気の姿勢を崩していない。3月末、バチカンのミサでは「イエス・キリストは、流言を通じた脅しに立ち向かう勇気を持つように、われわれを導いてくださる」と表明。バチカン広報も「スキャンダルで法王の権威が弱まることはない」と語っている。一方、欧州の一部メディアは法王の退位問題について報じている。 スキャンダルの広がりで、カトリック教会が聖職者の妻帯を認めていないことに内部から異論も出始め、一部司教らは禁欲が性的虐待に結び付いているとして妻帯を認めるよう主張。また、もともと小児性愛者が聖職者を志望するという実態も指摘されており、カトリック教会の抜本的改革を求める声は日増しに強まっている。 =2010/04/01付 西日本新聞朝刊=
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