本日、春めいた陽気なのでまたまた観梅ツーリングに出かけた。またがるオートバイは例の400CCの単気筒マシーン（息抜きに神戸森林植物園へ半日ツーリング）。

阪神高速道路神戸線を西にたどると第二神明、加古川バイパス、姫路バイパスと自動車専用道が続く。姫路バイパスを姫路西インターで降り、国道250号（通称「浜国道」）に出てさらに西進すると、たつの市御津町綾部山の黒崎梅林がある。海に出ると潮干狩りと海水浴でにぎわう新舞子の浜辺が広がっている。

朝遅めに出発したので入園する前に食事を取ることにした。さらに数キロ西に行くと浜国道はカーブの連続する「七曲がり」と呼ばれる海岸道路となる。そこに室津漁港があって今は牡蠣が旬。牡蠣フライや牡蠣の赤だしで満腹になったところで、腹ごなしにもう少し西に向かう。ワインディング・ロードが終わるところに景勝地の万葉岬（相生市）がある。

＜参照＞
万葉集巻十二　３１６４　　　羈旅にして思いを発す歌５３首のうち３６番目の歌
室の浦の　瀬戸の崎なる　鳴島（なきしま）の　磯越す波に　濡れにけるかも
（現代語訳：室の浦の　瀬戸の崎にある　鳴島の　磯を越す波に　濡れてしまったよ）

室の浦というのは室津漁港付近のことで、昔から梅の名所である。

＜参照＞
朝鮮使節もシーボルトも見た室津の梅（読売新聞）
http://osaka.yomiuri.co.jp/flower/fl20208p.htm

膝をするほど倒さないまでも「七曲がり」のオートバイ走行をたっぷり楽しんで綾部山の梅林に入る。

元々、梅の実を採取するための梅林で観光用ではないので、見栄えのする梅はほとんどない。室津寄りの隣山に「世界の梅公園」がある。そこへのアプローチに咲いていた枝垂れ梅の写真と綾部山梅林の変わり種の写真を貼り付けておこう。

（「世界の梅公園」に向かうアプローチ道で）

（ひとつの台木に３種類の梅を接ぎ木したものか？枝垂れのピンクと紅梅、白梅が同じ木に同時に咲いている。南口の食堂付近。）

綾部山は「ひとめ２万本」と言われる梅の集団美が売り物なのだ。一本、一本の美しさを楽しむには庭園の梅に限るだろう。

コメント
01. 2010年3月14日 03:47:12 んだかあ。綾部山、山の上はまだ寒いかもすんねすが、つとばかす盛りも終わってんではねがの。世界の梅公園のほうは、ほりゃええ匂いば放ってる頃だべすた。 おらの山の神ば単車さ乗せてタンデムでよぐ走ったコースだべ。 なんせ加古川バイパスから龍野（今はひらがなの「たつの」市だ）まで、５０キロぐれの自動車専用道路が、無料だがんね、走らずにおられっか、ての。gataroさんと出っくわすてるかもにゃ。冬は寒いから別所でコーヒー飲むの、習慣だす。帰りは明石西のパーキングエリア（こっちゃが安い）でひとつのそばば二人で食って。ケチな年寄りだがんね、高齢者割引もねすい。 んで、やっぱすい、「堀市」さは寄らずに室津の町中のお好み焼き屋が有名で、行列のでける「コジマ」とかいう店があんだすがや。 んだ、んだ、室津の七曲り、あれはおもすい。かあちゃんがヤメレって言うけど、倒すのはまた楽し。おらはなぜか右カーブは不安だす。人間、左さ心臓がある関係かな、って。左さ倒すのが自然でラク。ま、単車の転倒による死亡事故多発地帯だべ。 万葉岬も、短いけんど似たようなヘアピンの危険カーブゾーン。こだらとこも、タンデムだと単車がケツ振らねぐて、以外とラク。ここも、カーブで転んだ単車さ対向車が、前が見えねえんでよぐ突っ込むとの情報。岬の頂上に集まってる単車族の話。 真冬の北風が吹く日は鳴門大橋まで見えるそうだす。何度かゆぐけんどおらにはまだ見えたことありましぇん。 今日は気温はすごす高めかにゃ。お気をつけて行ってけらっしゃい。
02. gataro 2010年3月14日 19:32:23: KbIx4LOvH6Ccw >>01 ＞行列のでける「コジマ」とかいう店があんだすがや ご教授ありがとうございます。今度行ったら寄ってみます。 万葉岬から鳴門大橋は見えたことがないですね。 仲間と遠出するときの待ち合わせ場所に別所パーキングはよく利用します。 姫路バイパスの次にブルーラインを抜けて岡山バイパスを通ると、通行料なしに快適に岡山や倉敷に行けます。途中の片上大橋からの眺めがまた何とも言えません。 竹中半兵衛さん、それではまた。

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