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革命の想像力(冷笑と排除の論理を越えて)−1 http://www.asyura2.com/09/idletalk38/msg/324.html
今、まさに革命が進行している。この革命は「無血革命」である。どこにも民衆の蜂起やストライキはない。人々は忍従の暮らしの中で、相変わらず沈黙を続けているように見える。このいったいどこが革命なのか。革命などと妄想しているのは民主党のごく一部の指導者だけではないのか?と。しかし、それでもなお!百万遍それでもなお!これは革命なのである! 考えてもみてほしい。戦後の日本政治を独裁的に支配していた、あの鉄壁の「自民党」が無惨な大敗北を喫したのである。敗北を喫しただけではない。その中身がスツカラカンであることが今や誰の目にも明らかになったではないか。利権奪回に血迷った彼らは、野党として初めに議決したのが「米軍給油の再開」である。彼らの視線に国民はない。最悪の経済状況が続く中、開かれた通常国会で、彼らが問題にするのは「政治とカネ」という、ほとんど漫画的なテーマだけである。誰に問うまでもない、本人たちが一番詳しいはずではないか。そして今また、首相の老いて病弱な母親を、国会へ証人喚問しようと主張している。それも、ただ意地悪のためだけに!人間的思いやりの欠片さえも彼らは持ち合わせていないではないか!こんな政党が50年以上、政治を支配し、大多数の国民に支持されてきたのである。しかも、そんな彼らが「美しい日本」などと呼号するのだ。これほどのアイロニーはあるまい! 考えてもみてほしい。私たちの情報の中心であったテレビや新聞がこれほど国民の意識と乖離した時代がかつてあっただろうか。彼らが打ち出す調査や世論の声が全くのでたらめであることが私たちには感覚でわかる。マスメディアが、「自分たちのために都合の良い」情報を、洪水のように浴びせれば浴びせるほど、彼らはますます加速度的に軽蔑され投げ棄てられるだろう。「郵政改革」の情報洪水の中で、小泉自民党が劇的な大勝利を果たしたのは、ほんの数年前のことだったではないか。今や煽れば煽るほど、彼らはますます私たちと乖離していく。これこそ、革命なのである。 では、だれがこの変化を生み出したのか。民主党か?否である。反革命の攻撃を一身に背負い、奔流の如き誹謗と中傷に晒されながら屹立し続ける小沢氏や鳩山首相か?たしかに、彼らは「無血革命」のシンボルではあるが、革命の主体ではない。時代の精神は、彼らを革命のシンボルとして対象化した。彼らの前進は革命の前進であり、彼らのたじろぎは即、革命の後退であるかのように反映する。だが、それでも彼らは革命の主体ではない!時代の精神を感覚に内在化し、彼らの動向を固唾を飲んで見守っている無数の存在、これこそ革命の主体なのである。すでに、おわかりのことであろう。あの衆議院選で民主党に一票を投じたすべての人々、私たちの一人一人こそが革命の主体なのである。 その私たちが存在しなければ、鉄壁の自民党も崩壊することはなく、洗脳装置のマスコミも相変わらずその効力を発揮したであろう。
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