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ミニミュンヘンという子供主体のお遊戯イベントが在る
"お遊びを通してこの現代の経済観念社会通念を学べてしまう"
そういう名目で開かれているらしい
そこではお遊びながらも
「働く」ことイコール「金を稼ぐ」という行為として
幼心にしっかりと認識させられる
"社会的自立の基盤"は何を於いてもマネーであるということを
「楽しみ」として刷り込むのである
そう認識させられてしまうことが好い事か悪い事か
それを問う環境にはどうも我々は置かれていないらしい
しかし"「金」が世の中のすべてを動かしている"という
単純に図式化された構図の中では
"この世は「競争社会」である"ということが繰り返し強調されていく
真性アボリジニの子らが問うたあの質問は
文明圏に置いて未発表のままで在るのだろうか
高度文明圏では"弱者であれば生き延びていけない"という
矛盾にも似た強迫観念のみが色濃く際立っていく
そうした場所は地上では"牢獄"と言う
または"地獄"とも
そこに"放りまれた"という認識を与えられて人は閉塞感を植え付けられる
次第に実感を伴い現実的に感じていく過程で
人は確実に狂っていく
在りもしない強迫観念に急かされ
どこ迄逃げても死刑台に括り付けられたまま
時と金のバビロン捕囚
見えぬ壁に阻まれて
自然に備わっている筈のその力を
真実をつかみ取る感覚を剥奪される
「芸術家と呼べるのは金を稼げるようになってからだ」
と芸人ビートたけしは怒号混じりに吐いて捨てた
私はその時から天才と呼ばれたテレビ界の時代の申し子に対して
不信感を持つようになった
その言葉には違和感を隠せなかった自分を発見したからである
そうこうして今
「政治家もサービス業」などと
莫迦な学識権威崇拝者に喩えられる時代を迎えた
人がそれぞれ携えたそれまでの「人生」の意味をもって
懸命にこの時代は作り上げられて来たのである
自覚すべし
その後今まさにここに来て
何をすべきか考えるべきである
閉塞感を感じつつも
金を追い心を捨て
思い込みに捕らわれ欲望のままに奔走し
人としてのその有り様を恥としながらも
恥知らずのままに来た「人生」に新たな意味を与えて
歩き迷い走り焦り
使わぬままに無駄に捨ててぬように
「命」早まらぬように
敢えて言う
我が人生は「人のお役に立つ為だけにある」
素朴な生き方には飾り気も何も無い
それ以外に私は満足出来る答えを持たない
金がなければ暮らせない世であるのなら金を稼げば好いが
ただしかしそれにも前面に善意がなくてはならない
働く意志とはすべてこれ「善意」で成り立っており
善意や心は金では換算できぬ故
そこに金を翳して胡座をかかれてしまえば
人として付き合いはそれまでである
善意は「人を憶う」その想いの力から生まれている
立ち返るべき「起点」に立ち返れば
人はその「とるべき行動」に「迷わない」
我が崇拝する神の神徳同様
何千万積まれようが
善意善心をはした金に替えること等出来よう筈もない
人が自然を秦に感じ
その魂の欲する清々しさである「向上心」によって
磨かれていく「技術」「芸術」もまた同じである
商業ベースに身を置くようにしては居るが
実際そうした技芸は金は二の次である
人々の心を動かし歴史を動かしもするものは金で縛られない
宗教観の一つに
「この世は地獄でもあり天国でもある」
というものが在る
間違いではないが
ならば人は改悪を止め改善を繰り返し
この世を天国と作り上げなくてはならない
人が人の世にてなに手解き示す事無く
神のごとくしてただ傍観していれば良いなどと
誰も指示してくれてはいない
もしただ傍観していれば良いとし
それが「その人の為」などということがまかり通るのであれば
初めから信仰などしない
心なども要らない
選ばれるのは何も人だけではなく
その信仰の対象にも向けられてしかるのである
人は何度でも生まれ還る
ひとつの人生であっても何度となく生まれ変わることは出来る
「人の生きる力」というものこれ何処から生まれているかと
子の心をして示単に赴き"空"に問えば答えはでる
それは人の為 世の為 人々の数多の倖せの為
それらの願いの主体となるものは
あくまで「善意」の心から生まれている
さてそこで思う事が在る
ミニミュンヘンがあるなら
ミニジョウモンがあってもいい
来たるべき新しい世は如何なる心をして生まれ広がるだろうか
その夜明け前夜にその"来たるべき世"を如何に呼称すべきか
ネオ縄文
如何にして幕を開けるのか
如何なる心にて開かれるのか
人々にとって相応しい時代となるのか否か
如意輪
自然万物みな気を発するが
その気は単体だけでは発し得ない
相対する他の存在があってこそ初めて
自然はそこに気を通すのである
点と点が結ばれ繋がる時
2Dと3Dのふたつの視点から見るべきである
そこに螺旋の力が描かれ輪は生まれるからである
そこに見る「他に相対する点を見つけて繋がろうとする行為」自体
その点はひとつの点でありながら
「輪」であることをも示しているように思う
輪は力であり
「和」は繋がる力である
その繋がる形も様々有る
けして善意だけで繋がる訳ではない
人と人とが繋ぎ結ばれる円環幾重と在るのを見れど
ひとたび人を邪視邪見すれば
そこには"不幸の一環"が生まれる
輪は自分だけでなく他にも結びついている事を忘れてしまえば
しっぺ返しを食らうのは自分だけではない
和としての秩序を保つ為には善意のみに動く事である
例え自分を見失う事が在っても
起点に立ち返りさえすれば
いつでも人は正きを思い出す
その時すぐに良き力はまた輪として生まれ流れる
そうした価値観の下に人は穢れを洗い清らかさを保つ
清らかであれば何不純に迷ったり
焦り過ごす事には無縁となる
「出来ない」と思うのは「しない」からである
というような事は昔の偉人はよくいったものである
それから
一は一 二は二 三は三 では四は何かというと答えは"五"である
故にその場合７も８も９も10も二である事は明白である
すると自ずと暗に掛けたる答えは出るが
そんな事はまだどうでも良いので
無視して正解であることは言うまでもない
くどい事は寝る間を惜しんで書くものでもないが
これは自身に当てた戒めでもある
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