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この文自体は今から6,7年前、阿修羅とは別の所で書いたものですが、今回載せるに当って、少し書き加え、書き直しました。 その後の安倍政権、それから今回の麻生政権、海の向こうのアメリカはオバマ政権と、我が論を証明するような、御誂え向きの展開になったこともあって、こちらにも載せることにします。
オバマ政権とは何かを問うには、この政権が批判する、その前のブッシュ政権とは何だったのか?を問えばいい、そして小泉(安倍)政権とは何か?を問うには、彼らが目の敵にした「抵抗勢力」とは何かを問えばいいのです。
そうしてその答えは、何れも、歴史からもたらされるのです。
あの「9.11テロ」の直後(まだ犯人が誰か定かでない時に)、ブッシュ政権の中枢に通じてるという連中が「今度こそ(アメリカの)ヨーロッパからの最終的な独立だ!」とはしゃいでおりましたですな。
それから、これなど本来「事件」の真相に迫る事柄なんでしょうけど、あの「世界貿易センタービル」は、その名の通りグローバリストの牙城であり、その意味ではグローバリズムのシンボルではあっても、決してアメリカのシンボルではない。 更に、ブッシュ政権の主要メンバーは、クリントン政権の時代から、公然と、「グローバリズム打倒」を唱えていた者達ばかり。 現にブッシュ政権になってから、「京都議定書」を始め、グローバリスト=クリントン政権がやったことは悉く覆されました。 その落差は、目指す方向自体が90度から180度違う、といっていいほどです。
他方ブッシュ政権の正体なり本質を窺わせるものとして、「単独行動主義」とその裏腹の「国連軽視」が挙げられますが、見逃せない要素として、反中央(ワシントン)的な姿勢がまた際立っております。 彼が「パートタイマー大統領」とか「1/3大統領」と呼ばれていたのはご存知でしょう。
かなり批判されたのでその後多少変わっているでしょうが、首都でホワイトハウスの在るワシントンに居るのは週の内2日位で、大半を地元テキサスで過ごす。 また、外国の賓客に会うのも、重要になる程、大統領公邸ではなく、テキサスの自分の家(牧場)に招く。
これらを彼の個人的な趣向と理解している向きもあるかも知れませんが、むしろこういったパフォーマンスが示しているのは「ウォーターゲート事件」以降顕在化した反中央(連邦)的な傾向が更に先鋭化したーその意味で「東部=北部的なもの」の蔑ろであり、(国連の出来た経緯や理念の面からいって)それが政策レベルで現れたのが「国連軽視」なのではないか?
その意味で「南北戦争以来初めて登場した正真正銘の南部大統領」(M.リンド)という評価は当たっている、と思われます。
そうであれば、その政権を批判して出て来たオバマ政権とは一体何であるのかも自ずと見えて来るようです。 もちろんそれは、南部大統領に対する北部大統領、ということではありません。
リンカーンに倣い、擬えようとするオバマ氏の行為に、王位継承の儀式と同じものを見た人もいると思いますが、単にそれに留まるのではなく、国家分裂の危機を克服し、強力な統一政府を強いリーダーシップで実現した、アメリカ中興の祖というべきリンカーンに自らの権力の<正統性>を求めるという意味、その強烈な共和主義への志向の裏側に、アメリカの深い処で、静かに進行しているものへの危機感を窺わせるものでした。