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人間は得られた真理を元に行動するのが自然なあり方
真理の追究はマスメディアに対する批判ではあっても世界をよりよくする行動の部分を成すに過ぎない。
「これまでの歴史は階級闘争の歴史であった。」という定立(註1)が仮に真理であったとすればこの真理を元に行動するのは労働者階級だけではない。
資本家階級も「そりゃ、えらいこっちゃ。だったら労働者階級と闘わんとおマンマの食い上げでっせ。」となるのである。
従って、真理の提示自体はいい結果をもたらずとは限らないのである。
いくら真理が述べられていてもその真理を多くの人が無視し逆に支配者だけが利用するならばかえって事態は悪くなる。
さて、この阿修羅掲示板は真理の追究を最優先課題としているワケだがここに提示された様々な言論は一体どのような人々によって活用されてきたのであろうか?
ここに党派性が介入する理由があるのだ。
阿修羅掲示板で語られた内容を労働者階級の利益の為に使おうとする立場とそうでない立場があるハズである。
「私は真理を述べた。私の役割はこれまでである。後は読者に任せる。」という立場がいかなるものであるのかについて考える必要がある。
むろん、その真理追究の労には感謝をするしかないのだが。
(註1)ていりつ 0 【定立】
〔哲〕〔(ドイツ) These〕何事かを肯定的に主張すること。また、そうした判断・命題。カントの二律背反では定立と反定立との矛盾は解決不能とされるが、ヘーゲルの弁証法では定立を出発点として矛盾は止揚される。措定。正。テーゼ。