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電気自動車の研究開発も良いが、もっと「緑の原油」にも目を向けて欲しい。
電気は、蓄電池に使うリチウムイオンが希少で高価で、一部の国でしか取れない資源であるから、
ベストなソリューションとは言えないと思う。
その点、「緑の原油」は、どこでも・無限に作れる、真の優良技術なのではないか?
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グリーン・クルードオイル(緑の原油)
http://fo-jac.blog.so-net.ne.jp/2009-03-14
米国サファイア・エナジー社
昨年4月30日記事17で「バイオ燃料と食糧危機その3 非食料(第2世代)バイオ燃料」と題し日本企業の稲わらや雑草などの植物廃材を原料としたバイオエタノールの量産技術開発につき掲載したが、3月13日のBS朝日番組「お昼のNews Acces」で「世界初“藻”から緑の原油 次世代バイオ燃料最前線」と題し米国サファイア・エナジー(SE)社の快挙が放映されたので概要下記する。
米国オバマ大統領は昨年グリーンニューデイール政策(本年1月15日付け記事66参照)により自然へのエネルギー分野に10年間で13兆円の投資を表明、本年2月の総額72兆円の景気対策法案署名時に再生可能エネルギー量を3年で倍増させる旨表明し、米国関連業界は量産技術開発・商業化に際し政府の投資割り当てを得ようと議会ロビー活動などに躍起となっている。
カリフォルニア州サンデイエゴのSE社は2008年5月に藻から原油とほぼ同じ成分の油を抽出する技術開発に世界で初めて成功し“グリーン・クルードオイル(GCO)“と名付けた。
また、本年1月にはテキサス州でコンチネンタル航空が世界で初めてGCOを混合したバイオ燃料による飛行試験に成功した。
藻を原料とするGCOは「食料と競合しない」と言う第2世代バイオ燃料の主メリットに加え、従来のバイオ燃料と比べ下記メリットがある。
@ 藻は繁殖が速く密集して生えるため収穫の効率が良く1ha当たりの産油量が多い。
A 食料が生育しない場所で生育可能なため、食料生産を妨げない。
B 油の抽出量が多い(単位面積当たりトモロコシの100倍以上)
C 既存のパイプラインが使える為インフラ整備の費用が安い
D 生産・輸送工程でのC02排出量が少ない。
注:@Aはカリフォルニア大学サンデイエゴ校ステイーブ・ケイ教授の言。
CE社のマイク・メンデス博士はBS朝日の工場視察・取材に応え下記説明した。
1. 一言で言えば、CO2と太陽があれば藻は育ち、ガソリン、ジェット燃料、軽油が作れる。
2. 生産工程につき補足すれば;
・工場内には数千種の藻のクローンがあり様々な特性を見つけ出し、その中から燃料に必要な藻を得る。
・藻はCO2が好きなので、揺らして空気に晒し酸素を吐き出させ成長を促進させる。
・選別を繰り返し充分に培養された藻を遠心分離機にかけて濃縮させ、水を捨ててペースト状とし、これからGCOを抽出する。
これが世界で唯一のSE社の技術である。