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この投稿、わたしの考えと違いますね。
「自民・公明党与党政権に天地人が公然と裁くであろう。 次の選挙で日本の閉塞な社会構造を変革し、再構築を促進させよう」
http://www.asyura2.com/09/senkyo64/msg/319.html
以前、Kさんと意見の交換をした際、以前にも同様のことを書いたのだけど、
日本の戦後の繁栄は、経済的なもの、物質的なものに限定したものであり、人間的、文化的な発展、市民的諸権利、責任の概念の拡充をおきざりにしたものですよ。
仕事をした、仕事をしたと書かれているけど、私は自身も含めて、あまりしなかったのではないかと思ってます。
仕事をしないのも仕事のうちですし、いろいろな人が書かれてる「仕事」は、
会社の、役所の仕事であり、人間の本来の仕事の一部ですよ。
たとえば配偶者、子供、地域とのよりよき関係の形成も人の仕事の一つです。
一部の繁栄、一部の仕事をあまりに集中するあまり、人間、社会の形成に重要な仕事をほったらかしにしてしまったツケが現在の閉塞状況と根のところではつながっていると思いますね。過去善、現在悪とは簡単にいえないとおもいますね。
今の日本を支配する権力構造は、多くは、戦前からの連続のうちに捉えるものであって、新たにうまれたものは、ほとんどないのではないか。
新参者は元同級生なんてことで大きな仕事を廻してくれることもないから、アクが強くややダーテーなところがないと、のし上がれない。
灰色の部分が発覚すると、庇ってくれる仲間は権力内部にすくなく、日ごろマスコミに広告(お布施、保険料)を出して、イザという時のために備えているのではないかな、堀江のように調子乗りすぎると、梯子をはずされる。
今度の選挙で、まだ予断は許さないけど(相手は、自衛隊だって動かせる)野党勢力が勝ったら、有史以来の全国的な民衆の勝利なのだけど、世の中すべてばら色になると思ったら、冷や水を浴びることになります。
明治維新、敗戦どちらも、民衆は置き去りにされた。終戦の決定、収拾だって戦争に加担した連中がしたんだ。人任せではなく、一人ひとりが、主権者としてみずからの責任を自覚しないと、最後にどんでん返し、またとんびに油揚げを持ってかれることもありえます。
小沢事件は、いろいろなものを見せてくれた。
1)一番気に入らないのは、法学部の「センセ達」が沈黙していることだ、こういうときこそ、民主主義の危機を国民に訴えてほしい、大学は単なる高学歴者の失業対策事業、タレント教授の養成所では困るのだ、検察出身の郷原氏一人ではさびしすぎる。
2)マスコミの「世論」形成力の低下、彼らの不安は、「小沢を一発で仕留められなかった」こと、そしてネットという、自分の支配下にない言論媒体を意識せざるを得なくなったこと。今後、マスコミは今までの八百長興行を隠すことなく、それを露骨化させ政権担当者と一体化して延命を計る、そう決意したように見える。
「富士山と月見草」、パワー戦ではかなわぬが、マスコミ、ネット言論の「二重権力」状態が発生しているのではないかな。
3)多くの方が指摘しているように、総理大臣も、事件を取材しているマスコミ記者も、「職業上必修」の知識を欠いているようだ、車のセールスマンが車の知識が客より少なくては商売ならないぜ。
国王の恣意専制を抑制するための権利法の発生の歴史なんて、高校の世界史で教えてくれるはずなのだが。
そして日本という国は、国民が主人であり、検察総長であれ、総理大臣であれ、国民が給料ボーナスを支払い、超一等地の事務所の家賃を支払ってやっているということ、関係者の方々、忘れているのではなく、「知らないの」ではないか。
そうとしか思えない。
「富士山と月見草、太宰治の小説 富岳百景から」