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(回答先: Re: 宗教は気休めだと思っております。 投稿者 キルケゴール 日時 2009 年 4 月 26 日 21:01:10)
一神教の場合は神に対して絶対服従する事によって自らの存在意義を生じさせるという心理操作をやっていると思われます。
実際には存在意義などというものは人間が言葉によって作り上げた過剰な意識なのだと思います。
にも関わらず自分の存在意義無しには不安で仕方が無いので神なる絶対者(これまた人間が作ったもの)によって保証しようとするのです。
自分で作ったもので自分の存在意義を確保するのです。
このような思考は壮大な無駄のように思われます。
言葉を作った事が人間の原罪なのかも知れません。
ただ生きているだけでは満足せず言葉によって意味付けを行っていった結果「自分の存在の意味」という難問にぶつかってしまったのです。
この解決は不可能でしょう。
元々意味が無いものに意味を見出そうとする行為だからです。
かくて堂々巡りの循環思考の中に自らをうまく騙まし込む事によって心の平安を得ようとする「人生のヒマつぶし」が営々と行われてきたのだと思います。
「信じる者は(少なくともその精神は)救われる。」というトリックです。