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原子力関連施設の悪影響は近隣地域だけではなく、全世界に及ぶらしい。
これ、知らない人、多いんじゃないかなぁ?
わたしも、今日、初めて知りました。
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六ヶ所再処理工場のために15,000人が癌死と推定
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/enerevo/news/20080206_html
2月4日、グリーンピース・インターナショナルのヤン・ベラネクとスベン・テ スケは青森県庁を訪れ、グリーンピースが作成したふたつの報告書(『六ヶ所 再処理工場:放射性核種の推定放出量と集団線量』と、持続可能なエネルギーの 世界シナリオ『エネルギー[r]eボリューション』日本語版)を提出し、六ヶ所再処理工場計画、並びに経済・エネルギー政策の見直しを求めました。
集団線量とは、個々人が被ばくする線量の総和です。グリーンピースは、英国の放射線の専門家に、六ヶ所再処理工場が本格稼動すると、集団線量がどのくらいにのぼるか、その計算を委託しました。
再処理工場は他の核施設に比べ、桁違いの量の放射能を放出します。そのなかには超長寿命のもの(たとえばヨウ素129の半減期は1600万年)が含まれています。また、六ヶ所再処理工場の推定放出放射能量は、英・仏の再処理工場を上回ると予想され、同工場の本格稼動によってもたらされる集団線量は非常に高くなると推定されます。
報告書は、同工場が操業予定期間中(40年間)に日常的に放出する放射能によって、たとえ深刻な事故が起きなくとも、世界全体で1万5000人が癌で死亡すると計算されると示しています。なお、これは保守的な計算モデルを使った数字であり、放射線のリスクを高めに見積もる研究者のモデルを用いると、もっと大きくなります。
集団線量を計算することにより、六ヶ所再処理工場の本格運転は、日本のみならず、世界全体、そして将来の世代にも及ぶ重大な問題であることが、より一層明らかになりました。日本のプルトニウム利用政策によって、世界に余分な癌死がもたらされないよう、エネルギー政策の転換を求めていきましょう。