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(回答先: 大阪府の橋下知事をマンセーしておこう。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 2 月 15 日 16:02:48)
このまま負債を放置していれば、営業利益で、利払い出来ず
借金が雪だるま式に膨らむことは、確定のようだ。
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アジア路線に偏る関空――欧米・国内線の減廃便が深刻
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news004816.html
9月で開港15年になる関空。昨年末までの旅客は国内・国際線を合わせて2億5000万人で、発着は165万回に達する。昨年の出入国者は約990万人。伊丹空港が出入国拠点だった1993年に比べ1.9倍と関西の国際化に貢献してきた。ただ昨年からは原油高や景気後退の影響で減廃便と旅客減に見舞われ、状況は厳しさを増している。
国際線は56都市を結び週605便を運航する。ただ7割以上はアジア路線で偏りが目立つ。3月には米社がデトロイト線を廃止し、北米路線は週10便に。日航も同月にロンドン線から撤退し、日本勢の欧州路線は姿を消す。
さらに深刻なのは国内線だ。日航と全日空が昨秋から減廃便を本格化。4月の追加見直しで、関空発着の国内路線網は11都市、45便と開港以来の最低水準に落ち込むもよう。
関空は2007年に第2滑走路が開業したばかり。固定費が膨らんだところに減廃便が重なり、関空会社の収支は「昨年11月以降、水平線上ギリギリ」(村山敦社長)の状況にある。10年には羽田、成田両空港の発着能力が拡大する。関空の強みであるアジアや中東路線が首都圏に奪われる可能性もあり、経営は正念場だ。
◎上下分離で負債を別に
関空の現状や課題について、関空問題に詳しい関西大大学院の宮本勝浩教授に聞いた。
――関空が苦境にある。
「一民間企業の関空会社が島の造成から手がけたため、1兆円を超える有利子負債を抱え込んだ。稼いだ利益から年200億円以上が利息の支払いに消える。このため着陸料や施設使用料、行き来にかかる交通費などを思い切って下げられない。空港間の競争は経営努力の良しあしで勝負が決まるべきで、その前提が最初から崩れている」
――打開策は。
「(施設の保有と経営を分ける)上下分離で負債を切り離し、まずは減益覚悟で徹底的に需要拡大に努める。着陸料やアクセス料金を下げ、飲食店の深夜営業などのサービスを諸外国の国際空港並みに充実。乗り継ぎ便を待つ間に京都や海遊館に行けるような工夫もほしい。需要増がサービスの値下げを呼び、需要を増やす好循環をつくりたい」
――関空は必要か。
「関西の発展には海外との経済交流の促進が不可欠。関空はそれを後押しする交通インフラだ。拠点空港があれば関西の知名度が上がり、観光目的の外国人も呼び込みやすい」