★阿修羅♪ > 雑談専用35 > 289.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 米国債を売却したいのは山々でしょうが、それをやったら共倒れです。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 1 月 26 日 23:35:27)
現在円ドルレートは90円を切っているから、大部分の米国債は売ると為替差損を被ることになる。しかし、中には、今と同じぐらいのレートで買ったものもあるはずだし、既に利子が為替差損を越えるほどついているものもあるはずだ。
それらを数兆円分、多分、数兆円分はあると思うのだが、それを市場を通して売ることを考えてもいいと思う。
理由は以下のとおり:
1.いつまでもアメリカの言うとおりになって米国債を買っていても、結局は国債という紙切れを押し付けられるだけ。ある程度の損切り覚悟で、一部でも売っておくべき。
2.当然、日本から米国債が売られれば、市場で国債の表面利率は跳ね上がる。発行利率が上がり、債券価格は下がることになる。これによって、米国政府は安易に米国債発行に頼る経済再建、経済てこ入れが出来なくなる。しかし、現在のように単に新たにドルをどんどん供給するだけでは、本当の意味の経済再建は出来ないのだ。本当の意味の経済再建とは、投機に頼らない金儲けであり、利権だらけの石油に頼らない経済基盤作りだ。つまり、実経済を大きく越えるほどに膨らんだ投機マネーを政府が税金と言う形で吸い上げ、石油に代わる自然エネルギー開発に使うということだ。それを促すためにも、アメリカ経済が完全崩壊しない程度に日本が持っている米国債を市場に出し、安易に米国債を発行する現在の状況を変える必要がある。本来、この方がアメリカ社会全体にとっても良いことであるはずだ。
現在のアメリカのやり方は、米国内に向けても詐欺経済政策を行っていて、それを、大規模な世論コントロールでごまかしているだけだ。この行き着く先は二つの可能性しかない。一つは、一般市民がだましに気が付いて政府官僚、政治家、実業家、資本家などの責任追及を始めるというもの。一種のクーデターだが、多分、なかなか起こりえない。他の一つは、どんどんと国力が衰退し、それが国際的に広まって世界中が小説1984のような世界になり、市民が飢え、結局、支配階級も共倒れになるというもの。今の北朝鮮を見るがいい。他の国からの援助なしにはとても食っていけない。あの状況に世界中がなるのだ。もっとも、本当に全体が崩壊する前に、市民の人たちが大規模に死んでいくのだろうが。