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日本経済の失速が急速になってきている。
昨日、ソニーの3回目の業績修正が行われ、第2のソニーショックともいえる株価の下落が発生している。
アメリカの株価下落と円高の影響だろうという見方もできるが、日本の外需産業は軒並み下落。
日立などは昨年来の最安値を更新した。
前場が終了した段階では、139社が昨年来最安値を更新、注目すべきは、その企業の多くが、昨日に引き続いての安値更新ということである。これは、一時的・気まぐれな下落ではなくジリジリと下がってきていると言うことでもある。
日経平均は、一時、7,800.85円まで下がり、その後若干値を戻したが、このままでは、バブル来最安値の株価を更新してもおかしくはないだろう。
問題のソニーは,一時1794円まで値下がりした。キャノンや新日鐵も5%程度の値下がりをしている。トヨタも3,000円を割り込んできているし、東芝も3%ほど下落している。経団連役員の会社は総崩れ状況と言える。
これから、いったいどれくらいのリストラ・合理化の嵐が吹き荒れるのか?
どれくらいの企業が倒産し、不況が深刻になるのか予測不能域に入ってきている。
人達は多くの人がリスクに敏感になってきている。
少し前から、スタジオアリスの株価に注目しているKは、ピンゾロのKというHNで、投稿していたりもするが
本日は
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=FN&action=m&board=1002305&tid=2305&sid=1002305&mid=5902
という投稿をさせてもらった。
この株、やたらと最安値を更新しているのだが、一株純資産が取引価格に比べて低い、という以外には、あまり問題が見受けられない。まあ、掲示板では「厚労省と火種がある」とも書かれているが、Kはあまり関係はないだろうと思っている。
仮に、その手の問題が原因なら、ジリジリという下がり方はしない。
業務改善勧告即大暴落となるだろう。
実は、同じような、それなりに取引高が高く、予想業績もそんなに悪くはないのにジリジリと下がり続けている株がある。
まあ、そのうち、反発するという可能性もあるのだろうが、どこかの証券会社が、一株純資産の近辺に格付けしてしまえば、そんなには反発しないだろう。
証券会社なら、儲けるためなら、それくらいの仕掛けはする。
株価という価格そのものが、信用という「見えないもの」を背景にした気分次第の相場によって決まる代物だということはしっかりと認識しておく必要がある。
時代は「サバイバルの時代」に入ってきた。
その中で一番考えなければいけないのは、既存の価値観からの脱却であろう。
「下がった株は反発するもの」という常識を疑うべきであり、この企業の株価は「このくらい」という思い込みを疑うべきである。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20090122-00000000-diamond-bus_all
という記事が出ている。
住友商事が小売り事業で出遅れて、「ネット専業スーパーで、起死回生を狙う」ということであるが、この流れから、何を感じ取ることが出来、どのようなチャンスを思い浮かべることが出来るのか?
そこが、企業に依存し、企業と一蓮托生に淘汰されるサラリーマンでいるのか?の分岐点である。
アメリカではオバマ大統領の就任を切っ掛けに、黒人保護施策が打ち切られているのだという。
黒人大統領が誕生したのだから、もう人種差別は事実上なくなったのだから、人種による「甘え」も許されないという理屈なのだそうである。
この歴史上の流れだけでも、今までの常識が「過去のものになっていく」という気付きにつながるのである。
最終的に、「自分の身を守るのは自分だけ」である。
国も、企業も、どんなに優しい人権主義者でも、「自分の身を守るのに精一杯になったら」、助けてはくれないのである。
その意味で、過保護は決して、正解ではないのだろう。
数週間前、NHKの「ダーウィンが来た」で、親子の共同生活をしているキツネの物語を放送していた。
キツネの子育ては愛情に溢れ、ユキとコユキは親子で協力して、コユキの子供を育てていくのだが、ある日突然、全ての子供を縄張りから追い出す。
独り立ちをさせる時が来たのである。
昨日まで優しかった母は豹変して、子ギツネ達を追い立てる。
しかし、それも愛情であり、その後、惑ってきた時には、共同生活をすることもあるのだという。
ユキとコユキはそのようになった親子なのだそうである。
「保護が必要」という見方そのものが、上から目線であり、余裕のなる暮らしをしている者の驕りという面もあり、その一方で、本当に救助が必要な人も溢れている。
多くの助けを求める人の中には「甘え」を持つ者もいるし、心底困っているという人もいる。
玉石混淆を見極めるのは困難であるし、自立支援と、保護と、治療と、救済は、区別が難しい。
甘えの体質と、依存体質は批判すべきであり、その一方で、セーフティネットは構築する必要もある。
困っている人を助けるのは人間として、当たり前の行動であるが、単純に論ずるのも危険であろう。
多分、間違いないのは、銭の亡者は、銭コレクターなのだから、損する銭は一銭たりとも出しはしない。
後は、貧乏人が肩寄せ合っていくだけであるが、所詮は貧乏人同士、すぐに限界は訪れる。
今、我々が一番持つべきは「自立的精神」であろう。
もちろん、余裕のある内は、困っている人を助けるので良い、しかし、その時には、甘やかすのではなく、自立心を持てと諭した上で助けるのでなければ、本当の価値はないのだろうと思う。
「甘えっ子に甘い」親もいる。その子は「親が亡くなった後には路頭に迷うだけ」である。
何が、本当の愛情なのか?
多分、意識改革は間に合わず、日本は大恐慌に突入すると思う。
大恐慌というのは、他人を助ける余裕のある「組織」や「個人」がいなくなる状況なのだろうと思っている。
以上、ブログ「Kのつぶやき」より転載
http://ameblo.jp/kdesu/entry-10196719717.html